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年賀状をどうするか [ヨモヤ]

年賀葉書の発行枚数が減少を続けている。
ピークだったのは2003年の44億枚で、それが2019年には24億枚とほぼ半分になった。
印象としては、もっと減ったのではないかという気もする。
葉書を書くという文化そのものが廃れてきているし、
なによりもネットでやり取りできるのだから、それも当然であろう。

ネットの記事で、企業間でも年賀状廃止の流れがあると報じられていた。
例えば、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドや敷島製パンが、令和3年以降、年賀状でのあいさつをやめる方針だという。
たまたまこの2社が挙げられていたが、実際にはもっと多くの企業が同じような方針であろう。

理由はいくつかある。
まずは、虚礼廃止。
確かに、印刷された年賀状をもらっても、礼を尽くされている感じはしない。
次が、業務上の都合。
なんでも、在宅勤務の拡大で、社内で年賀状の作成を行う時間が取れなくなったところもあるらしい。
さらに、環境問題への意識の高まりである。
ESG経営を進める中で、大量に紙を使用する年賀状を続けていいのかという議論があったのだという。

企業としては、いろいろなコストがかかる年賀状については、やめたいというのが本音だろう。
しかし、お正月に年賀状、というのはなかなか捨てがたく、悩ましい部分もあると思う。

個人的にも、毎年悩む。
もう、いいんじゃないかな、と思うこともしばしばである。
しかし、年賀状でしかつながっていない人もいて、それを途絶えさせてしまうのも忍びない。
そうやってずるずる時を使ってしまい、いつもギリギリになってしまう。

年賀状。
文化としては残ってほしい。
個人としては悩む。

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