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「女芸人No1決定戦 THE W」 今年も勇気を持って見た [ヨモヤ]

「女芸人No1決定戦 THE W」も今年で4回目となる。
1回目、2回目と、身の毛もよだつようなスベリ方だったが、
3回目に「3時のヒロイン」というスターを生み出すことに成功した。
去年は、「3時」以外にも面白い芸人さんがいて、ひょっとしたら、本大会が定着・進化したのかと思わせてくれた。

それでも、やはりこの番組を見るのは勇気がいる。
笑えない、というだけでなく、
物悲しくなる可能性さえ感じるからである。
実際、第1回、第2回は、心に風が吹き抜けた。
いたたまれなくなり、茶の間に妙な空気が流れた。
しかし、どんなものも、見てみないとわからない。
今年も、お笑いファンとして、勇気を持ってチャンネルを合わせた。

残念ながら、去年のように笑えはしなかった。
最初の2回ほどの惨劇ではなかったが、面白くないお笑い番組を見るのはしんどい。

一本目で、唯一、声を出して笑えたのが吉住さんだった。
「女審判」という言葉が妙におかしかった。
そのおかしみを狙ってやっておられるのだろうから、憎い。

決勝がどうなるか心配だったが、一本目以上にわかりやすく、それでいてなんとも味のある一人芝居を披露された。
2本、違うタイプであり、かつ質の高いネタをそろえた吉住さんは見事だった。
私にとっても、面白いと思えたただ一人の方がそのまま優勝したので、まずはよかった。

逆に言えば、他の9組はあまり笑えなかったということになるが、まあ、仕方がない。
ここは、「THE W」である。

女芸人No1決定戦ということで、漫才もコントもピン芸もあるというのが、自由なようであまりよくない気がする。
なんだか集中できない。
ただ、ジャンルを絞ってしまうと、10組揃えるのが厳しくなってしまう気もするので、これはこれでいいのかもしれない。

「THE W」は、きっと来年もあるだろう。
見届ける勇気とスタミナが自分に残っていることを祈る。

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