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NYダウは4年8か月ぶりの高値 一方日経は [経済を眺める楽しみ]

欧州中央銀行(ECB)が南欧国債の購入を決めたことを受け、世界の株価が上昇している。
なかでもアメリカは堅調で、ダウ平均株価(30種)は13,000ドルを突破し、2007年12月28日以来、約4年8か月ぶりの高水準となっている。

2007年と言えば、住宅バブルがはじける前である。
ダウの史上最高値が14,000ドルだから、その数字に近づいてきたことになる。
ちなみに、日経の史上最高値は、1989年の39,000円。
現在、9,000円前後をうろうろという状況だから、いかにアメリカの株式とのパフォーマンスに差が出ているかわかる。

バブル期の数値は無理でも、せめてアメリカと同様に2007年ごろの数字には戻したいものである。
しかし、2007年ごろの日経平均は、15,000円を軽く突破していた。
つまり日本の株式は、バブル後どころか、2007年と比較してもひどく下落しているのである。

日本はいい国だと今でも思うが、経済の停滞ぶりは目を覆いたくなるばかりである。
一部の人が主張しているように、強さがあることも事実だが、総合力は年々低下している。
楽観論も必要だが、現実を直視することもまた大切であろう。
株価から、日本の現実を受け止めよう。
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コメント 2

葦立 茂蔵

比較する上で、その土俵自体に何か不利があるような気がしてならないのは、私だけでしょうか。日本が生み出した価値を、為替で掠め取られているような気がしてならない。
by 葦立 茂蔵 (2012-09-08 18:06) 

淋

アメリカの経済指標が悪くなると円高になり、日本の株が下がり、金融緩和期待でアメリカは上がる。不思議な感じですね。
by (2012-09-09 07:00) 

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