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映画評 「犬部!」 [映画評]

オリンピックが好きだ。
今夜も、
柔道とか、
体操とか、
卓球とか、
盛りだくさんで、ふう、お腹いっぱい。

オリンピックも好きだが、犬も好きだ。
犬派、猫派、という言葉があるが、断然犬派である。
散歩中の犬を見ると、つい見とれてしまう。
本作については、
「犬好きが高じて『犬部』を作った大学生の話」
くらいの予備知識しかなかったが
犬好きの映画ファンとしては見逃すわけにはいかない。

しかし、映画の内容は大学時代を描くものではなく、主に大学卒業後の姿が描かれる。
奮闘ぶりはわかるし、
犬を守るという使命感に突き動かされていることも伝わってくるが、
映画として観たとき、
スケール感、
説得力などが不足しており、没入するには遠く及ばない。

小品であり、いい話系で、
ああだこうだと批判するのも野暮な感じだが、
犬の映画として期待して劇場に足を運んだ犬派としては、かなりの肩すかし。

主演は林遣都さん。「バッテリー」での演技が印象深い。
本作では熱血獣医師を演じられている。
犬部の仲間を、中川大志さん、大原櫻子さん、浅香航大さんが演じる。
演者がどうというより、それぞれの人に関わるエピソードが今一つであった。

犬好きのための映画とは言っても、
ずっと犬を出しておくわけにはいかないのはわかる。
あざとい感じにしたくないのもわかる。
しかし、もう一工夫してもらわないと・・・。
犬系のYouTubeの方が楽しめた、
ということになってしまう。
派手にどんちゃんやる必要はないが、それにしてももう一押し。

「犬部!」は、映画として観る分にはもう一息。
もっと犬とのかかわりを見せてほしかったが、そういう映画ではなかった。

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