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過去最大の経済対策が打ち出され日経平均株価は大幅下落 [経済を眺める楽しみ]

財政支出55.7兆円、事業規模78.9兆円という新たな経済対策がまとまった。
規模としては過去最大であるという。

しかし、評判は必ずしも芳しくない。
バラマキ批判があちこちから出されていて、効果についても疑問が呈されている。
世論はそうでも、市場に評価されているのならいいのだが、
最大規模をうたう経済対策が打ち出されたのにも関わらず、
26日の東京市場で株価は急落してしまった。

日経平均株価は前日比747円安。
主な原因は、
南アフリカで検出された新型コロナウイルス変異株への警戒感、
とされているが、
経済対策が機能すると期待されていれば、これほど下げることはなかっただろう。

日本株は、諸外国と比べて出遅れていると言われている。
確かに株価を見るとそのとおりだが、経済実態から見れば、
出遅れというより適正であるようにも思える。

今年の大発会時の日経平均は27,500円くらいだった。
ここで大きく下げたとは言っても28,700円だから、年初からは少しだけ上げている。
グイグイ上げている他国には随分見劣りするのだが、
7-9月期のGDPが大幅なマイナス成長になり、
政府の経済対策にも期待ができない、
とあっては、株価はこのくらいが妥当なところかもしれない。

とはいえ、企業の実力に比して安値に放置されている企業も少なくないと思われる。
ボックス相場が続いているこんなときこそ、じっくり見定めるべきなのだろう。

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