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村田さんのピッチングを忘れない [ヨモヤ]

元プロ野球選手でロッテのエースだった村田兆治さんがお亡くなりになった。
72歳。

村田さんは、すごいピッチャーだった。
マサカリ投法と呼ばれた独特のフォームから繰り出されるストレートとフォークは、
十分メジャーでも十分通用したと思う。
プロ野球選手らしい、
少し人間離れした人だった。
川崎球場が似合った。

肘の故障後、
ジョーブ博士により左腕の腱を右肘に移植するトミー・ジョン手術を受けられ、
その後、「サンデー兆治」として復活された。
ジョーブ博士、トミー・ジョン手術といった言葉が知られるようになったきっかけは村田さんだった。

無骨な姿は、
「昭和生まれの明治男」と言われるのにふさわしく、
60歳で130キロの速球を投げるというとんでもないストイックさを持ち合わせた方だった。

村田さんはお亡くなりになったが、
村田さんの記憶は消えない。
「鉈のような」と言われたうなりを上げるストレート。
壁に当たったかのように急激に落ちるフォークボール。
ずっと忘れず、
ずっと語り継ぎたい。

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