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MVPが獲れなくても大谷の今シーズンも想像を絶していた [ヨモヤ]

例えば5年前に、メジャーリーグの選手たちに向けて、
「これからの10年間に、シーズン60本以上打つ選手が出てくるか?」
と聞けば、
「60本はなかなか大変だけど、まあ出てくるんじゃないか」
という答えが多かったのではないかと思う。
では
「これからの10年間に、同じシーズンに投手として10勝以上、打者として30本以上打つ選手が出てくるか?」
と聞けば、
「んな奴、出てくるわけないだろう」
と誰もが答えただろう。

アメリカン・リーグのMVPは、
リーグ最多本塁打記録を更新する62本塁打を放ったヤンキースのジャッジが獲得した。
大谷は2位。
この結果は、多くの人が予想したとおりであり、意外性はない。
しかし、どちらの記録が「とんでもない」かと言えば、
おそらく論を待たないだろう。

大谷は、
打者として規定打席に達し、
投手として規定投球回数をクリアした。
史上初の快挙である。
このことのとんでもなさは、なんと表現したらいいのだろう。
まあとにかくとんでもないのである。

もちろん、ただ多くの試合に出ただけではない。

打者として、
本塁打リーグ4位、
打点リーグ7位。
誰が見ても一流の中の一流である。

投手として、
防御率リーグ4位、
勝利数リーグ4位、
奪三振数リーグ3位、
サイ・ヤング賞投票第4位。
こちらも一流の中の一流である。

大谷に刺激を受けて、
二刀流に挑戦する選手が増えるかもしれない。
しかし、このレベルで成り立たせることができる選手が生まれる確率は、非常に小さいだろう。

大谷の2022シーズンは、
2021に続いて想像を絶していた。
いやはや、とんでもない。

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