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プロ野球の連続試合出場はなぜ尊いか [ヨモヤ]

プロ野球選手の連続試合出場は、非常に大切なものとして扱われる。
古くは、ヤンキースのルー・ゲーリッグ、日本の鉄人・衣笠、巨人~ヤンキースの松井、そして現在の金本。

しかし、試合に出続けさえすれば偉いというものではない。
プロ野球という選ばれしものたちのなかで、常に試合に出続けられる能力を維持し続けることが尊いのである。
怪我や病気をしなかったり、無理をしてでも出場することが偉いのではない。
実際、何十年も無遅刻無欠勤というサラリーマンは万の単位でいるだろう。しかもシーズンオフさえもないのだ。
サラリーマンとの違いは、桁違いの能力を維持し続けることにあるはずである。
その点、衣笠氏の晩年の連続試合出場には、意味がなかったと思う。
衣笠氏は、1987年にゲーリッグ氏の記録を破ったのであるが、その前年の打撃成績は.205であり、とても一塁手として全試合に出場するレベルではなかった。
連続試合出場のための出場。
おそらくゲーリッグの記録がなければ、とっくに休んでいただろう。

その点、阪神の金本の連続試合出場には、意味があると考えていた。
やや衰えが見えてきたとはいえ、昨年も打点91を上げており、主軸としてはずかしくない成績であった。
しかし、今年のここまでの成績は酷すぎる。打率は2割に届かず、スローイングもままならない。
この状態で試合に出ても、衣笠氏と同様、心ある野球ファンにとっては悪い印象しか残らない。

今日、4月18日、金本は先発を外れたらしい。
おそらく、本人からの申し出であろう。
立派であり、それでこそ、連続試合出場の意義が光る。
アニキの素晴らしさは、連続が途切れたくらいで色あせはしない。

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