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地方競馬の今後 ~荒尾だけの話ではない~ [ヨモヤ]

先週、荒尾市の前畑淳治市長が、荒尾競馬の廃止を正式表明したとの報道があった。
地方競馬を廃止することになると、馬の扱いはもちろん、調教師や、騎手、厩務員さんたちの雇用も失われることになる。
自治体が雇用の場を奪うということは、できればしたくない決断であり、それでも踏み切ったところに、問題の大きさを感じる。

荒尾競馬の売り上げは、1992年度の約159億円をピークに、10年度は約49億円にまで減少したという。
3分の1以下への急落である。
98年度から赤字経営が続いていて、累積赤字は約13億6000万円に達しているという。
市としては、税金をつぎ込んでギャンブルを支え続けていくことはできないと判断したのだろう。

私は競馬が好きである。
もっぱら見るのは、JRA中央競馬であるが、地方競馬のほのぼのした味わいも好きだ。
競馬場ごとの、これぞB級的な食事も楽しみのひとつである。
だから、なんとか踏ん張れないものかとは思うが、この先、売上が好転していくようにも見えない。
市としても、苦しいところであろう。

かつては、こうした地方競馬の売上が自治体の収入の一部を支えていた時代があった。
いい時代だったなあ、と振り返ることもできる。
しかし、現実は、過去を懐かしんだところで変えることはできない。
地方競馬の「味」(食べ物のことだけではない)は、ひとつの財産のように思う。
なんとか、残していけないだろうか。
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