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下見では113キロ  ~ 本番まであと約半月 「スポドリ」を下見 ~ [120キロプロジェクト]

50歳過ぎ腰痛持ちの私が、勝手に取り組んでいる120キロの速球(?)を投げるプロジェクト。
野球部出身ではあるが、もう何年もボールに触ることもなかったから、ほぼゼロからのスタートとなった。

4月にプロジェクトを開始し、寒くなる前の10月をゴールと設定した。
4月に80キロを投げるところからスタートし、5月90キロ、6月95キロ、7月100キロ、8月105キロと伸ばしていく予定で開始した。
途中、予想通り腰痛を発症する危機もあったが、いろいろな人のサポートをいただき、中間目標はクリアしながら進めることができた。

8月105キロ、10月120キロなら、9月は115キロくらい行っておきたいところだが、115キロを投げようとすると、体に無理を強いることになる。
あと一月の段階で、腰痛やら肘痛やらを起こしておじゃんになるのも嫌なので、9月は計測はしないつもりだった。
しかし、本番の舞台と定めた東京ドームシティ「スポドリ」の感覚がわからないのも心配。
どんなボールが出てくるのか(重いのか軽いのか、しっかり縫い目はあるのか)、
足元は滑らないか、
(ここが一番大事なところだが)球速表示が甘いかどうか、
といったところを確認しておきたかった。
そこで、絶対に無理をしない、と自分に言い聞かせて、下見に行ってきた。

後楽園駅を下りて、東京ドーム方面に向かう。
野球のメッカ的な雰囲気に自然にテンションが上がる。
途中、野球殿堂博物館の前を通る。
つい手を合わせて武運を祈りたくなるが、まだ下見だし、そもそもそこまでのことではないと思い直す。
プロレスのメッカ、後楽園ホールの隣にスポドリはある。
スポドリ.jpg

スポドリの内部は、やや照明を落としてあって、なにやらお洒落な雰囲気。
バッティング、ピッチングのほかにゴルフシミュレーター、ボルダリングも楽しめる。
バッティングでは、珍しい硬式ボールのコーナーもあるが、今の私には関係ない。
脇目も振らず、ピッチングコーナーへ。

ピッチングコーナーは2種類。
「パーフェクトピッチング16」という16マスを狙って投げるブースと、
「ストラック9」という9マスのブース。
球速は、ストラック9の方で表示される。

全力では投げないと誓っているが、それでもそこそこ力は入れる。
急にやると体を痛めるから、まずはウォーミングアップから。
「パーフェクトピッチング16」は持ち球が8球、「ストラック9」は12球。
となれば、数多く投げられる「ストラック9」の方がよさそうだが、パーフェクトの方は、制限球数の中で的に当てていくと持ち球が増えていき、うまくいくと12球を大幅に上回って投げられる。
また、球速が表示されるとどうしても力んでしまう可能性もあるので、ウォーミングアップは「パーフェクトピッチング16」で行った。
本番でもこの順番でやろう。

「パーフェクトピッチング16」を2回やり、ウォーミングアップ終了。
数えていないが、20球以上は投げたと思う。
本格的に野球をやっている人からすれば、ランニングも柔軟も何もなしにボールを投げ始め、それを20球くらいで済まして、そのあと力を入れて投げ始めると聞くと、「アホか」となるだろうが、素人の肩の仕上がりは異様に早い。
いやむしろ、それ以上準備すると疲れてしまう。

1球目、それほど力を入れずに投げて105キロが表示された。
球速表示は間違いなく厳しくない。
というか優しい。
2球目、少し力を入れて108キロ。ふむふむ。
しかし、ボールがあまりよくない。
縫い目があまりなく、ツルツルである。
なんとかしてほしいところだが、なんともならないだろう。
あと半月ほどでボールの入れ替えがあればいいが、そんなうまい話があるわけもない。

プレートが2か所あり、的までの距離が2~3m違う。
大人用と少年野球用ということだろうか。
的まで近い方がスピード表示が出やすいのかと思い両方で試してみるが、これはほとんど変わりがなかった。

残り5球くらいになって、ちょっと頑張って腕を振ってみたら、113キロが出た。
こりゃ、いいと次の球を投げたら今度は143キロ。
そんなはずはなく、誤作動である。
なんだよ、と思いながら次の球を投げると、今度は88キロ。
また、誤作動である。
こういうことがあることを考えると、本番でも最後の1球まで達成を持ち越すことは避けたい。
故障覚悟でシャカリキに投げた挙句に誤作動では泣くに泣けない。
その後、108キロ、109キロと来て、最後の1球、この日一番力を入れてみたら、やはり113キロだった。

全力投球をしていない段階で113キロ。
カズレーザーさん的に「手応えあり!」と言えればいいのだが、正直微妙である。
本番のときに力を入れたからといって、単純にスピードが加算されるわけではないし、現にこの日一番力を入れた最後の球も記録更新とはならなかった。
116キロくらい出ていれば、かなり自信を持って臨めたところだが、この数字では不安も大きい。

こういうところの常なので仕方がないが、ポンポンボールが出てくるので、一球一球しんみり振り返る時間はない。
始まったら、ワヤワヤ投げ続けるだけしかなく、リズムが悪い日など、立て直せないままに終わってしまいそうだ。

もともとフォームが固まっていたわけでもないが、ここへ来て投げ方を見失ってしまった感もある。
知識を詰め込み、チェックする項目が増えすぎてしまった結果、全体がバラバラになった気さえする。
残り2週間。
しっかり立て直さないと。

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