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グランドスラムさえ夢ではないと思わせる大坂さんの圧巻優勝 [ヨモヤ]

テニスの4大大会とは、
1-2月の全豪オープン
5-6月の全仏オープン
6-7月のウィンブルドン
8-9月の全米オープン
のことを指す。
この4つの大会は別格とされ、他の大会よりはるかに大きな意味を持つ。
ここで勝つことは、テニス選手共通の夢であろう。

コロナ禍で異例尽くしの運営となった2021年の全豪オープン。
大坂なおみさんが、盤石の試合ぶりで決勝戦を制し、2年ぶり2回目の優勝を飾った。
本大会での大坂さんは落ち着いたプレーぶりが光り、失ったセットはわずか1セット。
これで4大大会4勝目となった。

簡単に書いたが、4大大会で4つも勝つ選手は、歴史的にもそう多くはない。
一時代を築いたヒンギスやシャラポアでも5勝である。
ダベンポートに至っては3勝のみ。

そもそも、大坂さんの出現で当たり前のようになっているが、日本人選手が4大大会で優勝するのは、
以前にはとてもではないが難しいことのように感じられてきた。
伊達公子さんの全盛期にはベスト4ということはあったが、
そこから先はあまりにも厚い壁だった。

大坂さんはまだ23歳。
これからさらに強くなる年齢である。
となると夢はもっと先、4大大会をすべて制するグランドスラムということになるだろう。
これまでは全仏、ウィンブルドンともいい成績は残せていないが、充実期に入った大坂さんなら、
土も芝も克服するのではないだろうか。
そしてさらにその先、オリンピックも制するとゴールデンスラムと言われるが、
その可能性さえあるように思える。

今大会の大坂さんは見事に強かったが、「憎らしいような」強さとはまだまだ言えない。
強さの裏側にもろさが同居しているように見える。
しかし、そこが大坂さんの魅力でもある。
守るべき立場となったときの強さを、これから見せつけてほしい。

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