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映画賞レースの皮切り「報知映画賞」 「漁港の肉子ちゃん」の受賞が嬉しい [映画評]

「第46回報知映画賞」の受賞者が決まった。
これを皮切りに、続々と各種映画賞が発表される。
当事者にとっては悲喜こもごもあるだろうし、
映画ファンも一喜一憂することになる。

報知映画賞の各賞は以下のとおり。

作品賞:「護られなかった者たちへ」
監督賞:前田哲 「そして、バトンは渡された」「老後の資金がありません!」
主演男優賞:木村拓哉 「マスカレード・ナイト」
主演女優賞:永野芽郁 「地獄の花園」「そして、バトンは渡された」
助演男優賞:鈴木亮平 「孤狼の血 LEVEL2」
助演女優賞:寺島しのぶ 「ヤクザと家族 The Family」「キネマの神様」「空白」
新人賞:堀貴秀監督 「JUNK HEAD」
アニメ作品賞:「漁港の肉子ちゃん」

コロナの影響もあってか、2021年は不作の年だったと思う。
そこからナンバーワンを選ぶのは、例年以上にしんどいことだろう。
どちらにしても、映画賞については、万人が納得する結果というのはありえないと思うが、
「護られなかった者たちへ」の作品賞はちょっと・・・。
前田哲さんの監督賞も、ふむ。
堀貴秀監督の新人賞は楽しいけど。
ほかにもツッコミどころは満載なのだが、まあ言うだけ野暮。

嬉しかったのは、「漁港の肉子ちゃん」のアニメ作品賞獲得。
「シン・エヴァンゲリオン」や「竜とそばかすの姫」といったメガヒット作を抑えての受賞である。
私も大好きな作品で、観終わった瞬間、今年はこれ以上のアニメ作品には出会わないのではないかと直感的に思ったことを記憶している。
(その直感は、「ポンポさん」が覆したが)
しかし、残念ながら今一つヒットせず、ネットのレビューもあまり高くなかった。
それだけに、映画賞でしっかり評価していただけたのは嬉しい。

映画には、観る喜びに負けないくらい、語る喜びがあると思う。
これから発表される映画賞にも納得できない選出がバシバシあるだろうけれど、
それも含めて楽しみたい。

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