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野球に酔う [ヨモヤ]

子どものころからずっと野球を見て来た。
接戦、熱戦も、
数限りなく見たけれど、
国民大注目のWBC準決勝という舞台での逆転サヨナラには、
さすがに震えた。

日本が勝ったから言えることでもあるが、
WBC準決勝、日本対メキシコ戦は、実に面白い試合だった。
静かな立ち上がり、
不利とされているチームの先制、
中盤のせめぎ合い、
後半の怒涛の展開。
ホームラン、クロスプレー、好走塁と、
野球の楽しめる要素がてんこ盛りだった。
野球に酔った。

メキシコは、実にいいチームだった。
なんとなく大雑把な野球をするイメージがあるが、
実際には投手も打者も粘り強く日本に立ち向かってきた。

国際試合で相手にリードを許すと、
見ていてジリジリしてくるのだが、
メキシコ戦では不思議とそういう感情にはならなかった。
双方が死力を尽くして戦っていて、
結果は時の運という感じに見えたからだ。

日本選手のいい当たりが外野手の守備範囲に飛ぶことが多く、
今日はメキシコの日なのだろうと思えた。
そういう日もある。

一次リーグからずっと不振が続く村上が、この日も3三振。
しかも、チャンスでの凡退が続き、このままでは村上と心中になると思えた。
それはどうなのか、
山川に替えるべきではないのか、
と思いながら見ていたが、
最後にドラマが待っていた。
漫画のような。

決勝の相手はアメリカである。
これまでにない最強のメンバーが揃ったとされていて、実際そうなのだろうが、
実は第1回大会から結構なメンバーがあつまっていた。
2006年の第1回メンバーには、
ジーター、A.ロッド、チッパー・ジョーンズ、ケン・グリフィーJr
といった錚々たる顔ぶれが揃っていたのである。
それでも彼らは勝てなかった。
だから、恐れることはない。
日本の投手陣が短いイニングを全力で投げれば、
どんなチームであろうとカンカン行かれることはない。

ただ、最少失点で抑えられるようなチームでもないので、
何点かは取られるだろう。
そのぶんは打って返せばいい。
アメリカは打撃陣と比べて投手陣は手薄なので、
付け込む隙はあるはずだ。

夢のようなWBCの期間が明日で終わる。
目いっぱい楽しませてくれた選手、スタッフの皆さんには、感謝の気持ちでいっぱいである。
最後、またいい試合を見せてください。

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