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中国4000歳 いつか成熟されるのかしら [ヨモヤ]

「論語」に以下のような有名なフレーズがある。
「子曰く、
吾十有五にして学に志す、
三十にして立つ、
四十にして惑わず、
五十にして天命を知る、
六十にして耳順う、
七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず」
というものである。
孔子様が、晩年自分の人生を振り返っておっしゃった言葉だとされている。

四十歳で惑わなくなり、
七十歳で思うとおりに振る舞っても道を外れなくなったというのである。

もちろん、誰しもが孔子様のように生きられるわけではないが、
長く生きているうちにいろいろな道理がわかってくるものであろう。
そうありたい。

中国という大きな国がある。
4000年の歴史があるとされているから、4000歳といっていいだろう。
孔子様の言葉に従えば、大変に成熟されていてもいいお年頃である。
さてその振る舞いは成熟しているだろうか。

中国政府は、
日本や韓国が中国からの渡航者への新型コロナウイルスの水際対策を強化したことへの対抗措置として、
日本人と韓国人へのビザの新規発給を停止した。
これについては当然のことながら日本政府も抗議しているが、
アメリカの国務省当局者も
「世界各国が公衆衛生と科学に基づき、国民を守るために慎重な保健衛生上の措置を取ったからといって、報復措置を取る理由は全くない」
と批判しているようだ。
確かに、失礼ながら、子供っぽい振る舞いと映ってしまう。

成熟した国なら、どう振る舞うだろう。
まずはしっかり話し合おうとするだろう。
主張に食い違いがあるとすれば、
それを埋めるべく努力するだろう。
そして、自らに非がないか顧みるだろう。
少なくとも、
怒って、後先考えず、
といった対応はしないだろう。

いつか中国が成熟した国になるだろうか。
4000年かかって成熟していないとしたら、
あとどのくらい待てばいいのだろうか。

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