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映画評 「Red」 [映画評]

しょっぱなにそんなことを書いてしまっては身も蓋も何にもなくなってしまうが、
どうでもいい話だった。
不倫ものもあっていいが、
映画でもドラマでも小説でも、さんざん描かれてきたジャンル。
それをなぞられても退屈なだけである。

それでも、
とにかく丁寧になぞるとか、
とことん突き詰めるとか、
そんなことがあれば既視感があるストーリーでも引き付けられるのかもしれない。
本作の場合、設定からなにからとってつけたようで。
ひょっとしたら、パロディなのだろうかと疑ってしまうくらいだった。
ドキドキもハラハラもジリジリもなく、
私は何を見せられてるのかしら、と思うばかり。

主演は、夏帆さんと妻夫木聡さん。
お二人に文句はない。
しっかり演じておられた。
私の愛する映画「殺さない彼と死なない彼女」で主演されていた間宮祥太朗さんが、阿呆な旦那役で出演。
まあ、こういう役もやらなあかんのでしょうねえ。

「Red」は、監督の思いがさっぱり伝わってこない作品。
手あかのついたテーマをわざわざやるにしては、新しいものがまるで見えなかった。
「火口のふたり」とかと比べると、全然エロくもないし。

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