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中谷潤人は「ネクストモンスター」というかすでにモンスター [ヨモヤ]

2月24日、両国国技館で「トリプル世界戦」が行われた。
日本人3選手は、3選手ともに見事な戦いを披露した。

WBA世界バンタム級王者の井上拓真は、9回KOでジェルウィン・アンカハスを破り初防衛に成功、
WBC世界バンタム級王座に挑んだ中谷潤人は、アレハンドロ・サンティアゴを6回KOで下して3階級制覇、
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦では田中恒成が、クリスチャン・バカセグアに3-0の判定で勝利し、井岡一翔、井上尚弥に続く、日本人3人目の4階級制覇、
といった具合である。

3選手ともにストーリーがあり、
井上は兄のあとを追い、
中谷は次代のモンスターとしての成長を続け、
田中は井岡へのリベンジを狙っている。
全員に遠い先に見据えているものがあり、
そこに向けて素晴らしいステップを踏み出した。
3選手に拍手を送りたい。

3選手ともにいい試合だったので、「特に誰」と言うのもなんだが、
やはり中谷潤人の戦いは鮮やかだった。
相手のサンティアゴは、あのドネアを下して王座を獲得した選手。
その選手になにもさせずにKO勝ちというのは掛け値なしにすごい。

中谷は、モンスターこと井上尚弥のあとを追う選手として、
ネクストモンスター
と呼ばれている。
しかし、27戦27勝20KO、
無敗の3階級制覇、
初のバンタム級の試合でKOで王座奪取、
という戦績は、すでにモンスターと呼ぶにふさわしい。

中谷の身長は173㎝。
井上尚弥の身長は165㎝。
中谷の身長からすれば、まだウェートを上げていく可能性がある。
今は中谷の方が一つ下の階級にいるが、
そう遠くない将来、両者が拳を交える可能性もある。

無敗で3階級制覇をしたもの同士の日本人対決。
究極の一戦だが、
見たいような見たくないような。

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