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卓球でラブゲームを避けるのが馬鹿馬鹿しいように、野球の暗黙のルールとやらも馬鹿馬鹿しい [ヨモヤ]

韓国で行われていた世界卓球で、
日本の木原美悠さん、平野美宇さんが、
格下の選手を相手に11-0のラブゲーム勝ちを収めた試合があった。
これについて、
「卓球ではラブゲームを作らないのがマナーでは?」
という声がSNSで見られたそうである。

個人的には、お情けで1点献上する方がよっぽど失礼かと思うが、
そうした振る舞いをする選手がいたことも事実のようだ。
この件について日本卓球協会専務理事の宮﨑義仁氏の見解が紹介されていた。
「少なくともトップ選手の世界では、ラブゲームを避けるプレーなんてほとんど見られないし、今後もないと思います」
として、さらに
「こんなバカらしい話題は、早くなくなったらいいのにと思います」

おっしゃるとおりだと思う。

似たようなものとして、プロ野球にも意味不明の「暗黙のルール」なるものがある。
Wikipediaにも項目があるのでそこから抜粋すると、
例えば、
・大差(概ね6点以上)でリードしている攻撃側は6回以降で、カウント3ボール-0ストライクから打ちにいってはならず、バント・盗塁などの戦術もとってはいけない。
・ノーヒットノーランや完全試合、あるいは投手タイトルがかかっている場面でバントヒットを狙ってはいけない。
といったものである。
なかには、
・二者連続本塁打後の初球を打ちに行ってはならない。
などというものもある。
なんだそりゃ。

大差がついたときにバントや盗塁をしてはいけない、というのは、
もう勝負がついているから、死に馬に鞭を打つような真似はよくない、ということなのだろうか。
それなら、負けている方も真面目に攻撃してはいけないことになるだろう。
勝っている方も最後まで全力で、
負けている方は最後まであきらめずに、
というのが当たり前で、なぜそれをしないのか。
暗黙のルール、というが、
負けている方を「可哀そう」と見ている段階で、
意味不明であり、なによりカッコ悪い。

日本野球はメジャーに感化されがちであり、
暗黙のルールも広がりつつあるような気がする。
しかし、
何度も奇跡の逆転を見てきた私としては、
何度も最後まであきらめない美しさを見てきた私としては、
どうしても暗黙のルールは受け入れにくい。
やりたい人はそうすればいいが、勝手に押し付けて、
それを守らないと報復の死球というのは、
あまりにもカッコ悪い。
やめましょうよ。

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