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日本株大幅下落もここで慌てない [資産運用]

19日の東京株式市場は大幅反落。
日経平均は前営業日比1,011円35銭安の37,068円35銭となった。

下げの要因としては、
米連邦準備理事会(FRB)が利下げの時期を遅らせそうな観測が流れたこと、
中東情勢が緊迫化していること、
アメリカ市場で半導体株が低下したこと、
などが挙げられている。

個別株では、
これまでの株高をけん引してきた東京エレクトロンやアドバンテストが大幅に下げた。
ただし、プライム市場の騰落数は、値上がり86銘柄、値下がりが1,554銘柄だから、
まさに全面安だったと言える。

一時41,000円を超えた日経平均が、
今は37,000円。
あっという間に4,000円下げたことになる。

4,000円下げたというと大変な下げに思えるが、
率にすると約1割である。
暴落とは言えない。
それに年初が33,000円くらいだったから、そこよりはまだそれなりに高い。
慌てることはないと思う。

もちろん、41,000円くらいのところで売り抜けられた方はナイスプレーだが、
ずっと持ち続けている人も、うまく逃げられなかったと悔いる段階ではない。
一本調子で上昇する株式市場などあるはずがないのだから、
こういう局面があるのは当然である。

中東情勢は心配だが、
ここまで日本株が上昇してきた要因がすべて消えてしまったわけではない。
慌てない慌てない。

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映画評 「アイアンクロー」 [映画評]

子どもの頃、プロレスごっこをしたときの定番の必殺技は、
足四の字固めであり、
コブラツイストであり、
アイアンクロー鉄の爪であった。
アイアンクローは、相手の顔を鷲掴みにするだけなので誰にでもできるし、
加減もしやすいし、見た目もわかりやすいので重宝した。

アイアンクローと言えば、フリッツ・フォン・エリックだが、リアルタイムで見た記憶はない。
録画の白黒映像で、馬場さんに迫っているシーンが印象的だった。
全日本プロレスのマットで見ていたのは、
フリッツ・フォン・エリックの子どもたちである
ケビン、デビッド、ケリーの三兄弟。
正直なところ、この3人にはお父さんと比べてあまり迫力はなく、
かといってうまさもなく、
まあ、若く華はあったが、それほど印象的なレスラーではなかった。

エリック家については呪われた一家と呼ばれていることは知っていて、
次々と不幸に襲われたことも聞いていた。
本作は、そうしたエリック家の栄光と悲劇を描いている。

プロレスのオールドファンにとっては、懐かしのレスラーたちが実名で登場するところが楽しい。
具体的には、
NWA王者のハリー・レイスだったり、
リック・フレアーだったり、
ブルーザー・ブロディだったり、
テリー・ゴディを含むファビュラス・フリーバーズだったり。
それぞれ役者さんが風貌を寄せて演じてくれているのも楽しい。
こうしたレスラーたちが、アメリカでも一定の知名度や尊敬を集めているのなら嬉しい。

ボクシング映画と対照的に、
プロレス映画はなぜかシリアスだったりバッドエンドだったりしがちなのだが、
本作も沈鬱。
主要人物が次々と不幸に見舞われるのだから、それは暗くもなる。
しかも、救いもあまりなく。

せめてアイアンクローの見せ場はもっと用意してほしかった。

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地域手当の弊害がここにも ~ 裁判官さんもご立腹の様子 ~ [ヨモヤ]

日本国憲法第80条第2項に以下のような規定がある。
第80条 (略)
2 下級裁判所の裁判官は、すべて定期に相当額の報酬を受ける。この報酬は、在任中、これを減額することができない。

この規定の適用を巡って、現職の裁判官が国に対して訴訟を起こすらしい。
津地裁の竹内浩史・部総括判事が、
「勤務地で地域手当の支給額が減るのは裁判官の報酬の減額を禁じた憲法に違反する」
として、
国を相手取り「減額分」の支払いを求めて名古屋地裁に提訴するというのである。

竹内判事は、
2020年に大阪高裁から名古屋高裁、
21年に同高裁から津地裁に異動され、
地域手当の割合が下がったことで実質的に報酬が3年間で計約240万円減ったのだそうだ。
「不合理な制度で多数の裁判官が不満を訴え、若手も辞めている。なんとかしないと地方に行く裁判官がいなくなってしまう」
とおっしゃっているという。

国家公務員のみならず地方公務員にも適用されているこの地域手当という制度。
ヘンテコ、トンデモなものであり、
あちこちで弊害を生じさせている。
都市部での生活費が高いことが地域手当を支給している理由だというが、
実際に要している生活費ではなく勤務地だけで決めているあたり、真面目さがまるでない。
つまり、
田舎に住んで東京に通った場合は地域手当が20%支給され、
東京に住んで田舎に通った場合は地域手当が支給されないということになる。
なんだそれ。

理屈に合わないばかりか、
各方面に迷惑をかけている制度なのに、延々と続けられている。
どうしてなのか。
まあ、理由はなんとなくわかるけれど。

竹内判事の訴えが認められるかどうかはわからない。
しかし、地域手当のヘンテコさが裁判のなかで明らかになるのなら、それはいいことだろう。
遅きに失しているが、正すべきものは正すべきだと思うから。

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映画評 「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章」 ~期待を大きく上回る出来栄え ~ [映画評]

漫画ファンから熱烈な支持を集める浅野いにおさんのコミックの映画化。
原作は未読で、例によって予備知識なしで鑑賞。

ここのところ邦画にはびこる前後編公開だが、個人的には否定派。
というか嫌い。
映画にするのなら2時間に収めるべきだし、
後編の前振り的に前編を作るのも納得できない。
去年公開された「東京リベンジャーズ」とかひどかった。
だから、本作についても今一つ乗り切れない感じで映画館へ。

しかし、これが面白かった。
どんな話なのか予備知識なく観に行き、
予告編から、女子高生のゆるふわコメディかと思っていたのだが、
いやいや、深い怖い。

物語の設定は、巨大な宇宙船が東京上空に浮かんでいるというもの。
その状況にも慣れ、
不思議な均衡が保たれているが、
一方で、
いつ世界が終わってもおかしくない、
といった妙な緊張感にも包まれている。

二人の女子高生が主人公で、
のんびりと日常を過ごしているように描かれるのだが、
実は重い過去をしょっている。
それが突如明かされる。

前章では、謎は謎のままで終わるのだが、
中途半端感はない。
後編の予告編に使われた感もない。
本作だけでしっかり満足感がある。
すごい脚本だった。
もちろん、その脚本を活かした監督の力もすごい。

「YOASOBI」のボーカルを務める幾田りらさんと、あのちゃんが主人公二人の声を演じる。
二人の演技に違和感はなく、映画にすっぽりはまっていた。

5月に「後章」が公開されるという。
前章が面白かったのでそちらも観に行こうと思うが、
前章は、この一本だけで独立して十分に楽しめた。
決して、単なる前振りではない。

この春、アニメ映画をご覧になるなら、是非こちらを。
心がかき乱される瞬間に出会えるはずだ。

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成瀬が天下を取った [読書記録]

全国の書店員が「いちばん売りたい本」を投票で選ぶ「本屋大賞」に、
「成瀬は天下を取りにいく」が選ばれた。
「成瀬」については、個人的な思い入れも深く、
本屋大賞にまで登り詰めたことに感慨を覚えた。

「成瀬は天下を取りにいく」の舞台は、滋賀県大津市。
滋賀県出身者としてはそそられた。
そして、最初のエピソードが「西武大津店」の閉店をめぐるもの。
主人公の成瀬あかりは、タイトルどおりに我が道を行く行動力を見せ、
それが周りを引き込んでいく。
しかし、天下を取る、といってもそんな大それたことをするわけではない。
西武のユニフォームを着てテレビに映り込む、とか、
友達とM-1の予選に出る、とか、そんな。
それがいい。

私がこの本を読んだのは去年の春。
読み終わった瞬間に思ったのは、
「これで西武大津店は永遠の命を持った」
ということだった。

日本中で、いろいろなお店が閉店していく。
それは避けられないことであり、仕方がないことである。
そしてどんなに愛された店であっても、時の流れによってその記憶は風化していく。
それも仕方がないことである。
しかし「西武大津店」は、成瀬によって生きながらえることができると思った。
成瀬が読み継がれていく限り、「西武大津店」の記憶も引き継がれる。
永遠に。

忘れたくないものがあるのなら、それを書いて伝えればいい。
自分で書けないのなら、誰かに書いてもらえばいい。
思いを持つ一人ひとりが書いて、のちにつなげればいい。
成瀬をヒントに立ち上げた企画に、素敵な思いが集まった。

成瀬の旅はまだまだ続きそうだ。
こちらも立ち止まっていないで追っかけていかないと。

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第5回伝えたい映画大賞 その2 作品部門 [映画評]

日本アカデミー賞をはじめとする各種映画賞に疑問を感じ、
自分たちで「伝えたい」と願う映画を選ぼう、という思いで始めた「伝えたい映画大賞」。
前回お届けした俳優部門に続き、今回は作品部門。

ちなみに過去の結果は以下のとおり。

第1回(2019年公開の映画が対象)
大賞 「洗骨」 監督・照屋年之(ガレッジセールゴリ)
2位 「岬の兄妹」 監督・片山慎三
3位 「愛がなんだ」 監督・今泉力也

第2回(2020年に公開の映画が対象)
大賞 「37セカンズ」 監督・HIKARI
2位 「糸」 監督・瀬々敬久
3位 「アルプススタンドのはしの方」 監督・城定秀夫

第3回(2021年に公開の映画が対象)
大賞 「街の上で」 監督・今泉力哉
2位 「偶然と想像」 監督・濱口竜介
3位 「映画大好きポンポさん」 監督・平尾隆之

第4回(2022年に公開の映画が対象)
大賞 「マイスモールランド」 監督・川和田恵真
2位 「ハケンアニメ!」 監督・吉野耕平
3位 「さかなのこ」 監督・沖田修一

今回取り上げられたのは以下の作品。
「福田村事件」 監督・森達也
「せかいのおきく」 監督・阪本順治
「銀河鉄道の父」 監督・成島出
「あつい胸さわぎ」 監督・まつむらしんご
「茶飲友達」 監督・外山文治
「愛にイナズマ」 監督・石井裕也
「銀平町シネマブルース」 監督・城定秀夫
「リバー、流れないでよ」 監督・山口淳太
「遠いところ」 監督・工藤将亮
「PERFECT DAYS」 監督・ヴィム・ヴェンダース

2023年の映画賞を席巻した「ゴジラ-1.0」は俎上にのらなかった。
しかし審査員一同の評価が低かったわけではなく、「もう十分に評価されたから」といったところ。

私は、「あつい胸さわぎ」「福田村事件」「茶飲友達」を推した。
「せかいのおきく」も一線上。

「あつい胸さわぎ」は、大好きな作品。
「福田村事件」は、審査委員が共通して取り上げた作品。
「茶飲友達」は、キワモノになりそうなテーマを、しっかり作品として立体的に映していた。

議論の結果、
大賞に「あつい胸さわぎ」
2位に「福田村事件」
3位に「リバー、流れないでよ」
を選んだ。

「リバー、流れないでよ」は、アイデア満載のタイムループコメディ。
終盤がちょっと残念だったが。

「福田村事件」は、政治的な信条などを交えず、是非フラットな気持ちで見ていただきたい。
人間の怖さ、弱さ、切なさが描かれている。

「あつい胸さわぎ」は、2023年最も胸を熱くしてくれた作品。
評論家筋を含めて評価する声が大きくないのだが、それは一体なぜなのか。
ラストシーンは、日本映画史上に残るのではないか、とまで思った。
「伝えたい」という趣旨からすれば、この映画は外せない。

2024年もすでに4分の1を過ぎているが、いい作品が目白押しとはいかない。
是非、「伝えたい」と思える映画に出会いたい。

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なんにせよ強烈に盛り上がっている山川の凱旋 [ヨモヤ]

ソフトバンクにFA移籍した山川穂高選手が、
埼玉西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームに凱旋した。
球場の雰囲気がどのようになるか、試合前から注目を集めた。

西武の選手がFAで移籍するのは見慣れた光景だが、
山川の場合、
女性スキャンダルのあとだったこと、
2023年シーズンを棒に振ったのだからせめてあと1年残れなかったのかと多くの人が思ったこと、
移籍のあいさつが十分でなかったこと、
などからファンとの間に遺恨が生まれた。

ベルーナドームで行われた西武対ソフトバンク3連戦の初戦、
山川は大ブーイングで迎えられた。
スタメンで名前が紹介されるときに始まり、
打席に入るたびに大音響のブーイングが響いた。
それはそれは、すさまじいものだった。

山川の打撃成績は4打数1安打、3三振。
ヒットもゴロのセンター前だったから、西武投手陣に軍配が上がったと言っていいだろう。
ブーイングを続けたファンの留飲も下がったと思う。

そして第2戦。
今度は山川が豪快にやり返した。
1試合2本の満塁本塁打はプロ野球史上3人目。
2打席連続は2人目という歴史に残る快挙。

最初の満塁弾の際には、思い切り「どすこい」。
これには西武ファンが大ブーイング。
二本目の満塁弾の際には遠慮がちに「どすこい」。
大量点差がついたせいもあっただろうか。

西武ファンによる今回の大ブーイングには賛否両論がある。
気持ちはわかる、という意見と、
初戦の第1打席はわかるとしてそれを続けたのはちょっと違うのではないかという意見と。
なんであれ、日本シリーズ並みにスタンドは盛り上がり、
土曜日はほぼ満員になった。

憎しみの感情で試合を見に行くとなると、それはさすがにどうかと思うが、
にっくき相手との対戦を見てみたい、というのは観戦感情を高める。
プロレスでもヒールがいてナンボというところがある。

山川と西武投手陣が切磋琢磨し、
やったりやられたりして、シーズンを通して楽しませてくれることを願う。
そう、野球なのだから、楽しく見ないと。

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30年連続営業赤字 近江鉄道の復活はあるか [ヨモヤ]

私は滋賀県出身である。
近江鉄道の駅が最寄で、でかけるときにはいつも利用していた。

その頃も駅がにぎわっていた記憶はないけれど、
近年は経営難に拍車がかかってきているようだ。
ピークの1967年に1126万人だった輸送人員が、
2022年には433万人と3分の1程度にまで下落したのだという。

なにより厳しいのは収支状況。
1994年度以降、なんと30年連続で営業赤字なのだそうだ。
鉄道会社なので踏みとどまっているが、
これだけ赤字が続くようでは普通の企業なら持ちこたえることは難しいだろう。

近江鉄道も
「全線無料デイ」や
駅や沿線をイベント会場に見立てた「ガチャフェス」
などで、沿線のにぎわいづくりを目指してきているが、現状は厳しい。

赤字ローカル線については廃止という選択がなされることもあるが、
近江鉄道は全線継続となった。
ただし、その条件として「上下分離方式」が採用され、
鉄道施設などは県や沿線市町で保有し、
近江鉄道株式会社は鉄道の運行に専念する、
という、「公有民営」の形が取られることになった。

自分が子どもの頃に乗っていた馴染みのある路線がなくなったら寂しいから、
近江鉄道の継続は嬉しい。
しかし、経営の形態が変わっても、根本的なところを見直さない限り、
しわ寄せが行く先が変わるだけだろう。
公有民営は、経営が安定する面はあるが、責任の所在が曖昧になる可能性もある。

人口が減っていくなか、ローカル線が生き残るのは難しくなってきている。
それでも、しっかり経営しているところもある。
滋賀県は近江商人発祥の地。
知恵やアイデアで商いを行い、人々の足を守り続けてほしい。

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第5回伝えたい映画大賞 その1 俳優部門 [映画評]

日本アカデミー賞をはじめとする各種映画賞に疑問を感じ、
自分たちで「伝えたい」と願う映画を選ぼう、という思いで始めた「伝えたい映画大賞」。
今年が第5回目。
俳優部門と作品部門に分けてお届けするとして、まずは俳優部門。

過去の受賞者は以下のとおり。
第1回
女優賞:和田光沙さん(「岬の兄妹」の演技で)
男優賞:池松壮亮さん(「宮本から君へ」の演技で)
第2回
女優賞 水川あさみさん(「喜劇 愛妻物語」の演技で)
男優賞 宇野祥平さん(「罪の声」「37セカンズ」の演技で)
第3回
女優賞:上白石萌歌さん(「子供はわかってあげない」の演技で)
男優賞:鈴木亮平さん(「孤狼の血LEVEL2」の演技で)
第4回
女優賞:嵐莉菜さん(「マイスモールランド」の演技で)
男優賞:磯村勇斗さん(「前科者」「PLAN75」「ビリーバーズ」「異動辞令は音楽隊!」「さかなのこ」の合わせ技で)

第5回伝えたい映画大賞、女優部門で名前が挙がったのは以下の面々。
黒木華さん(「せかいのおきく」の演技で)
坂井真紀さん(「ロストケア」「銀河鉄道の父」「逃げきれた夢」「水は海に向かって流れる」の演技で)
花瀬琴音さん(「遠いところ」の演技で)
筒井真理子さん(「波紋」の演技で)
コムアイさん(「福田村事件」の演技で)

私は、もっと評価されるべきという点で坂井真紀さんと、
作品ともども2023年の収穫といえる花瀬琴音さんをプッシュ。
結果、女優賞には、花瀬琴音さんが選ばれた。

花瀬さんが主演された「遠いところ」は、沖縄の現状を描く、どこまでもしんどい作品。
それを切実感満載で演じられた。
あまりのリアリティにてっきり沖縄の人かと思いきや東京出身。
凄まじい憑依ぶり。
2024年に公開された「PLAY!〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜」では、今時の女子高生を演じており、振れ幅の大きさも魅力。
今後の活躍に要注目の存在である。

続いて、男優部門で名前が挙がったのは以下の面々。
加瀬亮さん(「首」の演技で)
佐藤緋美さん(「あつい胸騒ぎ」「少女は卒業しない」の演技で)
永山瑛太さん(「福田村事件」「怪物」「アンダーカレント」の演技で)
窪田正孝さん(「春に散る」「愛にイナズマ」の演技で)

私は、不思議な魅力を漂わせる佐藤緋美さんと、
2023年はこの人の年だったと言ってもいいと思える永山瑛太さんをプッシュ。
結果、男優賞には、佐藤緋美さんが選ばれた。

佐藤緋美さんは、浅野忠信さんとCHARAさんの息子さん。
このお二人の息子さんらしく、というべきか、一筋縄ではいかない存在感。
ぬらりとあやしく光る。
「あつい胸騒ぎ」での演技は観る者の胸を熱くしたし、
「少女は卒業しない」ではくすりとさせられた。
是非映画の世界ですくすく成長してもらいたい。

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日本のプロ野球の試合時間は長過ぎるが、ピッチクロックにも弊害があるようだ [ヨモヤ]

日本のプロ野球の試合時間は長い。
正直なところ、長過ぎる。
打撃戦の結果長くなるならまだわかるが、
どんな試合でも長い。
2023年シーズンの平均試合時間は3時間7分だったというが、
もっともっとスピードアップできると思う。
とにかく、不要な間合いが多過ぎる。

一方、去年からピッチクロックが導入されたメジャーの試合時間は
2023年で2時間40分。
延長の仕組みなどが違うので単純に比較はできないが、
30分近く短いことがわかる。

最初ピッチクロックの仕組みのことを聞いたとき、
野球の「コク」がなくなるのではないかと思った。
特に終盤の重大な場面などはじっくり時間をかけてもいいのではないかと感じた。
しかし始まってみると、試合のスピード感が違う。
どんどん進んでいって気持ちがいい。

しかし、ピッチクロックにも弊害があるようだ。
それは、投手の故障。
CBSスポーツによると、21年以降の防御率トップ10(先発40以上)のうち、
大谷を含む8人が現在負傷者リスト入り、もしくはリハビリ中なのだという。

メジャーの選手会はこのことに危機感を抱き、
「回復時間の減少による健康への影響に対する懸念は強まるばかりである。この重大な変化の影響を認めようともせず、研究しようともしないリーグの姿勢は、試合そのものとその最も貴重な財産である選手たちにとって、かつてない脅威である」
との声明を出した。

試合時間が短くなり、テンポよく進んでいくのは歓迎だが、
一方で優れた投手たちが軒並み故障してしまうのでは、
とてもではないが喜んでいられない。

ピッチクロックは、試合時間の短縮にははっきりとした効果を生み出した。
しかし、その裏で投手たちの故障が増えているらしい。
万能薬はないものだ。
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