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高校野球日本代表 残念ながらいつもと同じやられ方 ~ そろそろ経験に学んでもいい頃では ~ [ヨモヤ]

U-18の野球ワールドカップが韓国で行われている。
野球の世界ランキングで1位であり、
アジアの韓国で開催されることもあって、
当然優勝を期待された日本チームだったが、
優勝どころか3位決定戦にも進めなかった。
全力を尽くした高校生たちには酷だが、大惨敗と言わざるを得ない。

勝負は時の運であり、負けることがあるのも仕方がない。
しかし、客観的に考えて高校野球のレベルが世界で最も高いのは日本であろう。
これは贔屓目で言うのではなく、
韓国、台湾、オーストラリアといった国と比べると、競技人口も人気も段違いだし、
アメリカの高校生は複数競技をしているのが主流だからである。
その日本が、国際大会でこうもコロコロ負けてしまう。

ちなみに、過去28回の大会で、
キューバが11回、アメリカが9回優勝しているほか、
韓国も5回!、台湾も2回、カナダも1回優勝している。
そんななか、日本はゼロなのである。
なんだ、それ。
これは、時の運ではなく、原因がある。

もちろん、もっとも大きな要因は、選手たちが甲子園で疲れ切っていることであろう。
甲子園で活躍したチームはもちろん、
予選で負けたチームも、
甲子園だけに焦点を絞って戦っているだけに、気持ちも身体も余力がない。

選考にも問題がある。
今回で言えば大船渡高校の佐々木くんのように、話題になっている選手を選びがちな傾向がある。
誰を意識しているのかはよくわからないが。

しかし、それだけではない。
これは、プロ主体の侍ジャパンにも言えることだが、戦い方に問題があると言わざるを得ない。
日本の負けパターンはいつも同じ。
打てなくて負ける、というものである。
「国際大会ではなかなか点が取れない」
が日本での定説だが、取らないようにしているようにさえ見える。
今大会でも多用されていた作戦がバントであるが、これだけ何十年間も!負け続けているのだから、
そろそろ反省してみてはいかがだろうか。
韓国戦でも、初回先頭打者が塁に出ると、いきなりバント。
それが日本の野球というのかもしれないが、繰り返しになるが、
それで何十年間も!、実力的には負けていないはずの相手にやられ続けているのだから、
そろそろ学んでみてはいかがだろう。

高校最後の思い出作りとして、
楽しくやって、楽しく帰ってくるつもりなら、別にいいのだが、
一番ガチガチに緊張して、
勝てるはずの相手に同じ負け方で帰ってくるのなら、
いい加減に学んでみてはいかがだろう。

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