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GⅠ8勝の意義とその先の夢 [ヨモヤ]

アーモンドアイが第162回天皇賞・秋を制し、史上最多の芝GI8勝目を挙げた。
このことについて、
「ディープインパクトも果たせなかった快挙」
と書いている記事も見かけるが、それはちょっと違う。
ディープインパクトはアーモンドアイより1年早く引退しているし、
ラストランの有馬記念でもぶっちぎりの勝利だった。
つまり、そもそもGI8勝目に挑戦してもいない。
また、昨年の有馬記念でアーモンドアイが惨敗してしまったことから、
「どちらが強いか論争」が起きることもないだろう。
さらに言うと、アーモンドアイのGI8勝のうち、半分の4勝は牝馬限定戦で上げたものである。

もちろん、アーモンドアイの記録は素晴らしい。
GIの勝利数を競う時代はとっくに終わっていると思うが、
アーモンドアイ陣営も単なる勝利の積み重ねにこだわってきたようには見えない。
おそらく国内に専念していればもっと勝てただろうにドバイに遠征したり、
走る距離も1600mから2500mまでバラエティに富んでいて、
守りに入らず挑戦を続けてきたことがわかる。
まさに戦うチャンピオンであった。

アーモンドアイは、来年3月までに引退することが既定路線になっている。
願わくばそれまでに、2頭の無敗の三冠馬と戦ってほしい。
そこで優勝すれば、まさに伝説の名馬となる。

3頭がぶつかる舞台はジャパンカップが最もふさわしいと思う。
もし実現すれば、いまだかつてなかったドリームレースとなる。
夢は往々にして叶わないものだが、この夢はどうだろう?

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