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映画評 「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」 [映画評]

前後編ものの映画が嫌いだ。
だって、そうでしょう。
ドラマじゃないんだから、2本に分けずにきちっと2時間で終わらせないと。
少なくないお金取ってるんだから。

ただ、前編・後編に分かれていても、
それぞれが単独でも十分楽しめるのなら話は別。
例えば、「ちはやふる上の句」は素晴らしかった。
個人的には、ちはやふる三部作のなかで一番好きである。
上の句だけでたっぷり面白く、下の句への橋渡しにもなっていた。
さて、東リベはどうか。

これが残念ながら、最も好きになれないパターン。
前編は、後編の前振りに過ぎない。
前編では何の区切りもつかない。
商売としてはこれでいいのかもしれないが、映画ファンとしては心底ガッカリである。

映画としても、残念ながら。
一作目は、
荒唐無稽な設定ながら、
笑いがあり、若者の痛みがあり、ドキドキするシーンもあったりだったのだが、
今作はひたすら殴り合い。
緊張感もなく、
ワーワーワーワーと。
途中からは、早く終わってほしいと願うようになってしまった。

出演陣は超豪華。
有力若手俳優陣が総集結といった感じだが、
彼らがこんな感じに使われていいのかしら。

「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」は、
それはないよなあ、
と思う前後編ものの典型。
ホント、それはないよなあ。
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