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5連休におススメの本 [読書記録]

必ずしもカレンダーどおりに休めない方も多々おられると思うけれど、
一応世の中的には5連休。
この休み中に読書なぞ、
と思っておられる方もおられると思う。
少しでも参考になればと、おススメの本をいくつか挙げてみたい。

厚めの本を読めるチャンスかなと思うので、
宮部みゆきさんの名作「火車」を。
本作は、「このミステリーがすごい!」ベスト・オブ・ベスト第1位。
人間の内面に迫る筆致、緊迫の展開。
日本ミステリー史上に残る傑作をこの機会に。

新年度が1月経過して、ちょっとお疲れの方には、
ノンスタイル井上裕介さんの「スーパー・ポジティヴ・シンキング」を。
日本中にアンチがおられる井上さんの逆境に比べたら、
自分たちの悩みなんか小さい小さい。
元気になれる一冊。

ちょっと立ち止まりたい方には、
「一切なりゆき 樹木希林のことば」を。
人生の達人とも言うべき希林さんの言葉は軽やかで深い。
自分を顧みるきっかけになるかも。

純文学にひたりたい方には、
大江健三郎さんの「死者の奢り・飼育」を。
今年の3月に亡くなられた大江健三郎さん。
初期の作品は、えぐられるような凄味がある

物語世界に没入したい方には、
伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが地球を回す」を。
伊坂さんの作品はどれも面白いが、本作は特にエンタメ性に富んでいる。

5連休。
気候もいい季節なので、思い切り身体を動かすのも素敵である。
しかし、本に没入するのも、負けずに素敵だと思う。

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