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映画評 「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」 [映画評]

本作「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が、世界中で大ヒットしている。
オープニングの好調さは「アナと雪の女王2」を抜いてアニメーション映画の歴代記録を更新したそうだし、
5日間の興行成績として過去最高記録、
ビデオゲームの映画化作品としても史上最高の滑り出しとなったという。

マリオは1985年に生まれたというから、約40年の歴史がある。
日本、アメリカのみならず、
子どものみならず、
世界中に世代を超えたファンがいることから、
まだまだ記録は伸びそうだ。

私はマリオのゲームをしたことがないし、予告編でもあまり惹かれなかったので、
正直なところそんなに観たいとは思わなかった。
しかし、日本発のコンテンツでこれだけのヒットとなっている映画を見逃すのも何かな、
と考えて映画館に足を運んだ。
連休の最終日、冷たい雨の降る日だったが、
劇場はほぼ満席だった。

ただまあ、映画は、まあ、はい。

いろいろなキャラクターが出てきて、
それぞれわかりやすく役回りを果たしてくれるので、
子どもたちは楽しく見られるだろう。
ゲームをしない私にはわからないが、
マリオ好きの大人をくすぐるシーンも盛りだくさんだという。

でも、まあ、はい。

94分と手ごろな長さだし、
展開もスピーディなので、
退屈することなく観ることができる。

ただ、まあ、はい。

映画として楽しもうとか、
感動をもらおうとか、
そんな思惑を持って観に行くと「ううむ」となってしまうだろうし、
マリオに思い入れの無い人が観に行くと「はれ?」となってしまうだろう。

マリオ好きな人のための映画であり、記念碑的な作品でもあるのだと思う。
そう考えれば、まあ、はい。
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