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政治の信頼度の低さを伝える新聞も信頼されていない [ヨモヤ]

いつぞやの紙面で、朝日新聞が、政治不信について伝えていた。
全国世論調査で、日本の政治をどの程度信頼しているかを尋ねたところ、
「信頼していない」が55%で、
「信頼している」の44%を上回ったのだという。

安倍政権時代及び菅義偉政権時代にも同様の調査をしているとのことだが、
傾向は変わらなかったのだそうだ。
年代別にみると、若年層の政治不信が顕著であり、
「信頼していない」は、30代以下では7割を占める結果となったという。

もちろん嘆かわしいことだが、
政治不信を伝える新聞の信頼度はどうだろう。

イギリスのロイタージャーナリズム研究所が発表した
「デジタルニュースリポート2022」を見てみよう。
ニュースメディアに対する信頼度調査として、
新聞(読売・朝日・毎日・産経・日経・地方紙)、
テレビ(NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)、
雑誌(週刊文春、週刊新潮)、
ネットメディア(ヤフーニュース)の
15社についてそれぞれ信頼できるかどうかを尋ねたのだそうだ。

その結果、「信頼できる」と答えたニュースメディアは、NHK(57%)が最も多く、
朝日新聞は42%と新聞社で最も低かったそうだ。
ちなみに15社中の最下位は週刊文春。

政治を信頼している人が44%、
朝日新聞を信頼できるとした人が42%。
たまたまだが、似た数字が出たことになる。

日本が他国と比べて悪い国とは思えない。
しかし、政治を筆頭に、信じられるものが無くなってきているというのは非常に残念である。
そう仕向けているのがマスコミである気がするが、
そのマスコミも信頼されていない。
これは皮肉なのだろうか当然の結果なのだろうか。

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