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鬼滅が映画に親しむきっかけになれば [映画評]

アニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が、とんでもない興行をスタートした。
ヒットが約束された作品であり、
時刻表並みという分刻みの上映スケジュールだから客が入るのはある意味当然だが、
それにしてもすごい。
なんでも、公開初日の16日だけで興行収入10億円を突破、
2日目を合わせると30億円に行きそうだという。
3日目を合わせると50億円近く行くのだろうか。

映画の成功の一つの目安は10億円。
30億円を超えたら完全なヒット作。
50億円を超えたら大ヒットである。
ちなみに、2019年の邦画最大のヒット作は「天気の子」で興行収入は約140億円。
第5位の「映画ドラえもん のび太の月面探査記」が50億円。
つまり鬼滅の刃は、わずか3日間で、去年で言えば第5位に位置するほどの興行収入を上げたことになる。
この勢いで行けば、今年最大のヒットになるのはもちろん、
100億円、いや、200億円という興行になる可能性がある。

この週末、私は鬼滅以外の映画を観に行った。
劇場は、子どもたちとそれを連れた親御さんでいっぱいだった。
密と言えば密だが、シアター内は換気がなされているらしいし、
除菌スプレーあり、検温ありで、
飲食も禁止と、できる限りの対策は取っている。
みんな思い切り楽しめただろうか。

どんなことでも、経験がないことには敷居が高くなりがちだろう。
映画に行こうかな、と思っても、映画館に行ったことがないと、躊躇してしまうかもしれない。
鬼滅で初めて映画館に入ったという子もいるだろう。
これで、映画を観るハードルが少し下がった。
いい思い出が残っていたら、なおさら映画自体へのリピーターになる確率が増す。

12月にはポケモンもあるし、
1月にはエヴァもある。
それが終わったら、次は実写にも挑戦させてあげてほしい。
映画って本当にいいものだから。

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