SSブログ

岩隈久志 メジャーでも成績が下がらなかった稀有な存在 [ヨモヤ]

巨人の岩隈久志投手が今季限りで現役を引退すると発表された。
結局、巨人での一軍登板は果たされなかった。
岩隈投手の引退で、2004年に消滅した近鉄バファローズのユニホームを着たことのある選手は、
ヤクルト・近藤一樹投手、坂口智隆外野手の2人だけとなったという。

岩隈投手は、
1999年ドラフト5位で近鉄に入団。
2005年には楽天に移籍し、
2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも投手陣の柱として活躍した。
2012年からは大リーグのマリナーズでプレーし、
2019年から巨人に入団し、日本球界に復帰した。

高校時代は無名で、
近鉄に入団して、
弱い時代の楽天を支え、
メジャーに移籍という経歴であり、
ダルビッシュのようにキャラを立てるタイプでもなかったので、
比較的地味な存在だったと言えるだろう。
しかし、残した実績は素晴らしい。

日本球界で11年、107勝69敗 勝率.608、防御率3.25。
米球界で6年、63勝39敗、勝率.618、防御率3.42。
日本からアメリカに渡ったほとんどの選手がメジャーではかなりパフォーマンスを下げてしまうのだが、
岩隈はほぼ変わらない成績を上げた。
勝ち星も、勝率も、防御率も。
それはすごいことだ。

剛腕というより、
キレとコントロールで勝負するタイプで、
フォームも美しく、
見ていて楽しかった。
WBCでの投球にはしびれた。
忘れることはない。

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事