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ふるさと納税訴訟 門前払いは残念 [ヨモヤ]

大阪府泉佐野市が、
ふるさと納税で多くの寄付を集めたことを理由に地方交付税を減額したのは違法だとして国を訴えた裁判で、
大阪高等裁判所が判決を言い渡した。
国の決定を取り消した一審判決を変更し、
「法律上の争訟に当たらず」
として泉佐野市の請求を却下する判決であった。

泉佐野市は、この裁判を担当している冨田一彦裁判長について、
法務省に出向し、国側の代理人として裁判を行う法務局訟務部門で部長を務めた経験があり、
そのため国側に有利な判決が出る恐れがあると主張し、
交代を求めて「忌避」申し立てをしていた経緯がある。
結果その申し立ては却下されたのだが、
危惧していたとおり不利な判決が下されたことになる。
泉佐野市側としては、
わざわざ国に有利な判決を下しそうな人が裁判長になっていたこと自体に釈然としない思いを持っていることだろう。

泉佐野市は
「ふるさと納税に関する総務省の指導に従わず、泉佐野市が訴訟したことへの見せしめや懲罰が目的であり違法だ」
と主張し、一審では、
総務省の措置は「法律の委任の範囲を逸脱した違法なもので無効」
だとして国の減額決定の取り消しを命じていた。

今回の判決では、
「国と地方自治体の紛争は行政権内部の調整に委ねるのが基本」
「国と地方公共団体を当事者とする争いについては、国会審議などの場で解決すべきで、裁判所で判断する権限はない」
として地方交付税の減額決定が違法かどうかの判断をしないまま訴えを「却下」、
すなわち門前払いにしてしまった。

もちろん、裁判所が出した判決なので尊重すべきだと思うけれど、
泉佐野市からすれば、
「国とでは調整できないから訴えているのに、それはない」
と思うだろう。

地方分権と言いながら、国と地方では力の差が歴然としてある。
理不尽なこともないではない。
地方としてもいつも泣き寝入りではなく、
おかしいと思う時は正々堂々と手続きを踏んで主張するべきだと思うし、
それが最終的に裁判という形になった場合、
裁判所には毅然とした判断をしていただきたい。
そう願う。

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映画評 「劇場版TOKYO MER ~走る緊急救命室~」 [映画評]

本作は、TBS系日曜劇場枠で「TOKYO MER~走る緊急救命室~」
として放送されていたドラマの映画版。
かなり人気があったドラマだそうだが、
私はドラマを年に一本も見ない。
本作のことも、まったく知らなかった。

ドラマの映画化にはハズレがとにかく多いし、
予告編に惹かれるものがなかったので本作も観る気はなかったのだが、
レビューがなかなかなもの。
邦画に関しては食わず嫌いをしない、
がモットーなので、それなら、と。

映画は見せ場の連続。
序盤からラストまで、あれやこれやのてんこ盛り。
楽しく観ることができる。

真面目に観ようとすると、
悪役の大臣がいる設定や、
現場と官僚の葛藤や、
エリートとたたき上げの衝突など、
どこかで見たことのある陳腐なものの詰め合わせで、
力が抜ける。
だから、真面目に観てはいけない。

いつものことだが、鈴木亮平さんに惹きつけられる。
本物医者っぽいのかどうかわからないが、とにかく見ていて楽しい。
賀来賢人くんは、本作では深刻っぽい演技が求められているようだ。
この設定と展開ではパロディのようになってしまうが。
敵役のような存在で出演の杏さんは、ちょっと軽かった。

「劇場版TOKYO MER ~走る緊急救命室~」は、楽しませることに徹した映画。
ピンチまたピンチで飽きさせない。
もう一回観たいかと聞かれたら、そんなことはないし、
人に勧めたいかと聞かれても、そんなことはないが、
それでもまあ、楽しく観させていただいた。

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祝日は多ければ多いほどいい? [ヨモヤ]

今年のゴールデンウイークは後半傾斜型だった。
昭和の日が土曜日に重なり、暦上は普通の土日と変わらなくなってしまい、
後半の5連休だけになったからである。
祝日が土曜日になった場合も日曜と同じように振り替えてほしいという声もあるが、
実現する機運は高くない。

それでも、年間16日という日本の祝日数は、
先進国と呼ばれる諸国の中では多い方らしい。
G7中では最多で、
続くアメリカやイタリアが12日だというからダントツと言えそうだ。
ただし、中国は26日もあるという。

学生にとっては、祝日は多いほどいいだろうし、
カレンダーどおり休める職種の人にとっても祝日が多いのはありがたい。
休めるだけでなく、
給料が減らないとすれば、実質的な賃上げにもなる。

しかし、祝日が増えることはプラス面だけではない。
追い風となる業種はあるものの、経済全体にとってはマイナス要素の方が多いそうだ。

今年デンマークは祝日を1日減らす法案を可決したが、
これは労働者が働く時間を増やし、それによる税収増を狙ったものであるという。
なんでも、日本円換算でおよそ580億円の歳入増につながるとかで、
これをロシアによるウクライナ侵攻を受けて国防費増額の財源に充てるのだそうだ。

また、祝日に休みが取れるわけではない人にとっては、
祝日の増加は歓迎すべきものではないだろう。
観光業などでは、売上へのプラス面は大きいだろうが、
そこで働く人にとってはなかなか大変である。

祝日が多くても、
休めない人がいたり、
振替えが効かず誰かにしわ寄せが行ったり
オーバーツーリズムによる弊害の方が大きくなってしまったりしては、
効果も半減どころかマイナスになりかねない。
働き方を見直すなかで、
祝日のあり方についても考え直す時期に来ているようだ。

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日本の映画料金は高くないか [診断士的経済アプローチ]

TOHOシネマズが、6月1日から映画鑑賞料金を値上げすると発表した。
これにより、一般料金は1,900円から2,000円となる。

同社は
「エネルギー価格の高騰や円安による仕入れコストの上昇、アルバイト人件費を中心とした運営コスト増や各種設備投資における負担増等により、企業努力だけではこれらの吸収は極めて困難であると判断し、鑑賞料金の改定を行うことといたしました」
としている。

まあそうだろうとは思う。
数年前と今と比べると、
確かに円安は進んだし、
光熱費は上がったし、
アルバイトの人件費も上がった。
だから、やむを得ない面があるのはわかる。

では、海外と比べてどうだろう。
アメリカの映画料金は、映画館の業界団体「National Association of Theatre Owners」のウエブサイトにAnnual Average U.S. Ticket Priceとして記載されていて、
それによれば2022年で$10.53となっている。
今の相場で言えば1,400円くらいか。
日本より安く見えるが、日本も子供料金、シニア料金などあるので、
平均すればこのくらいの値段になるかもしれない。

その他の国、
イギリスや中国、韓国などはネットで調べる限り、日本よりかなり安いようだ。
物価などを勘案しても、日本の映画料金が高いというのは本当らしい。

また、アメリカも含め日本以外の国では、
地域によって、
映画館によって、
作品によって、
料金にかなり大きな差を付けているようだ。
日本の場合、
東京でも滋賀でも、
最新鋭の映画館でも昔ながらの映画館でも、
製作費数十億円というハリウッド映画でも数百万円の日本映画でも、
大抵は一律の料金設定であり、この点も他国との大きな違いとなっている。

私は映画ファンであり、特に邦画を中心に毎週映画館に足を運んでいる。
しかし残念ながら、1,900円の価値がある作品に出会えることは稀である。
「なんだこれ?」
と呆れてしまうほど気持ちの入っていない映画に出会うこともしばしばである。
金返せ、とは思わないけれど、
ひどいな、とは思う。

演劇などなら、
製作費が高いものの入場料が高くなるのは普通だし、
音楽などなら、
人気のアーチストの入場料が高くなるのも普通である。
なぜ映画だけほぼすべて一律の料金設定にしているのだろう。

時代は変わり、映画も変わっていかなければならない。
映画料金についても同じことだろう。
是非ちゃんと考えていただきたいものである。

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映画評 「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」 [映画評]

本作「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が、世界中で大ヒットしている。
オープニングの好調さは「アナと雪の女王2」を抜いてアニメーション映画の歴代記録を更新したそうだし、
5日間の興行成績として過去最高記録、
ビデオゲームの映画化作品としても史上最高の滑り出しとなったという。

マリオは1985年に生まれたというから、約40年の歴史がある。
日本、アメリカのみならず、
子どものみならず、
世界中に世代を超えたファンがいることから、
まだまだ記録は伸びそうだ。

私はマリオのゲームをしたことがないし、予告編でもあまり惹かれなかったので、
正直なところそんなに観たいとは思わなかった。
しかし、日本発のコンテンツでこれだけのヒットとなっている映画を見逃すのも何かな、
と考えて映画館に足を運んだ。
連休の最終日、冷たい雨の降る日だったが、
劇場はほぼ満席だった。

ただまあ、映画は、まあ、はい。

いろいろなキャラクターが出てきて、
それぞれわかりやすく役回りを果たしてくれるので、
子どもたちは楽しく見られるだろう。
ゲームをしない私にはわからないが、
マリオ好きの大人をくすぐるシーンも盛りだくさんだという。

でも、まあ、はい。

94分と手ごろな長さだし、
展開もスピーディなので、
退屈することなく観ることができる。

ただ、まあ、はい。

映画として楽しもうとか、
感動をもらおうとか、
そんな思惑を持って観に行くと「ううむ」となってしまうだろうし、
マリオに思い入れの無い人が観に行くと「はれ?」となってしまうだろう。

マリオ好きな人のための映画であり、記念碑的な作品でもあるのだと思う。
そう考えれば、まあ、はい。
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映画評 「せかいのおきく」 2023年を代表する一本 [映画評]

阪本順治監督自ら、
「“糞ったれ”青春時代劇」
と呼ぶ作品。
監督の本作のオファーを受けて、
「“うんこ”ならやります」
と伝えたという。

青春は往々にして糞ったれなものだが、
本作では下肥買いの男二人が主要キャストなので、
誇張なく全編糞まみれ。
モノクロだから見ていてもそれほどドぎつくはないが、
カラーだったらちょっと耐えられなかったかもしれない。
(たまに色がつくのでご用心)
映画に臭いがついていたら、観客は倒れていた。

「下肥買い」は、別名「汚穢屋:おわいや」ともいい、
肥桶を担いで糞尿の回収に回るのが仕事。
江戸時代、糞尿は貴重な肥料だったのである。

本作でおわいやを演じるのが、
池松壮亮さんと寛一郎くん。
先輩格の池松さんは、世の中に糞ったれと毒づきながら、小心翼々として過ごしている。
池松さんを兄貴として慕う寛一郎くんは、正しく生きようと努める。
二人と関わりを持つ武家の娘役に黒木華さん。
黒木さん演じる娘は、喉を切られ、声が出せなくなってしまう。
池松壮亮さんはいつものとおり素晴らしく、
寛一郎くんはピタリと役がはまった。
黒木華さんは日本映画を支えてくれている。

うんこまみれのしんどい話なのだが、
寛一郎くんと黒木さんの純愛を描く作品でもある。
不器用な二人の生き方と接し方は、観ている方が切なくなる。
頑張れ、と応援したくなる。

タイトルの「せかいのおきく」の意味は、
是非映画を観て確かめていただきたい。
世界という概念とはかけ離れたちっぽけな暮らしを描いているのだが、
ここでいう「せかい」は、確かに「世界」だと思わせられる。

理不尽な世の中を描いているが、
息苦しいだけではなく、
人々のたくましさも伝わる。
若者の息遣いが生々しい。

「せかいのおきく」は、2023年を代表する作品だと思う。
しんどい映画だが、上映時間は89分であり、きっと苦痛にはならない。
しんどい映画だが、観る価値はたっぷりある。
映画魂が伝わる渾身の一作を是非劇場で。

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レッドソックスの吉田もカブスの鈴木もここからが勝負 [ヨモヤ]

メジャー1年目のレッドソックスの吉田が、
ここに来てメキメキ成績を上げている。
現地時間5月4日のブルージェイズ戦でも5打数3安打3打点1本塁打と活躍、
連続試合安打は14に伸びた。
打率は.317まで上昇し、今やレッドソックスの主軸である。

一方、メジャー2年目のカブスの鈴木は一進一退。
怪我で出遅れたあと、打ったり打たなかったり。
打率の.274は可もなし不可もなしだが、
ホームラン1、打点8は今一つと言わざるを得ない。

ここまで順調な吉田だが、
振り返ってみれば去年の鈴木も4月は好調で、
月間最優秀新人に選ばれていた。
しかしシーズンを通しての成績は、
打率.262 ホームラン14本 打点46
に留まった。
だから吉田も、5月の頭までよかったからこれからもうまくいくとは限らない。
メジャーは試合数も多いし、移動もしんどい。
チーム数が多いから、対戦する投手もいつも違う。
こうした中でフルシーズン働けるかどうか、真価が問われるのはこれからである。

鈴木にとっても、今年は大切な年になる。
鈴木は吉田よりも1歳若い28歳。
油が乗り切った時期にNPB現役最強クラスの選手として海を渡ったのだから、
今の成績で満足しているはずはない。
タイトル争いをするくらいの気持ちであると思う。
WBCに参加できなかった分も、シーズンで爆発してほしい。

日本のピッチャーがメジャーで通用するのは今や常識である。
WBCでも投手の質の高さが称賛された。
しかし、野手には失敗例が累々と積み重なってしまった。

いい選手がメジャーにどんどん流出するのは寂しいが、
メジャーに行った以上、しっかり活躍してもらいたい。
鈴木と吉田には野手が苦労する流れを断ち切る働きを期待したい。
世界ランク1位、野球大国日本の力を見せてほしい。

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残った8組はなんだか微妙も THE SECONDファイナルを楽しみに待とう [ヨモヤ]

結成16年以上のコンビで争う漫才の新しい賞レースが誕生したと聞いて、
最初はちょっと心配だった。
M-1で燃え尽きたコンビも多いだろうから、
メンバーが揃うかどうか疑問だったのだ。

しかしエントリーが始まると、
スーパーマラドーナ、流れ星☆、プラス・マイナス、ジャルジャル、
フルーツポンチ、ランジャタイ、かもめんたる、モンスターエンジン、
スリムクラブ、タイムマシーン3号、東京ダイナマイト、
といった面々が名乗りを上げ、一気に期待は高まった。

ノックアウトステージを経て、
32組が16組になり、
さらにファイナル進出の8組に絞られた。
残った8組は次のとおり。

スピードワゴン
三四郎
超新塾
ギャロップ
テンダラー
マシンガンズ
囲碁将棋
金属バット

ええっと、失礼ながらなんだか微妙である。
最初の32組はやたらと目移りしたのに、こうして残った8組を眺めてみると・・・。
金属はいいとして、
華がないといった失礼なのだが、その、なんというか。
M-1と違い、未知の笑いに触れられるかもしれないドキドキも薄いのでなおさら。

しかし、コンテスト系の番組には、他とは違う緊迫感があり、
それが笑いを増幅させる面がある。
笑いの神様を呼び覚まし、うねりを巻き起こす可能性がある。
だから、期待しよう。

コンテスト系では、
「キングオブコント」も、
女芸人No.1決定戦「THE W」も、
第一回目は惨憺たる有様だった。
実績も経験もある芸人が集まるTHE SECONDは、そうした惨劇になることはないだろうが、
盛り上がるかどうかは、また別の話。
一回目からうまくいかないかもしれないが、
一回目がすべってしまうと後に続きにくくなる。

不安の方が大きいが、観る側が心配しても仕方がない。
笑いの神様がお越しくださることを期待して、その日を待とう。

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映画評 「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」 [映画評]

前後編ものの映画が嫌いだ。
だって、そうでしょう。
ドラマじゃないんだから、2本に分けずにきちっと2時間で終わらせないと。
少なくないお金取ってるんだから。

ただ、前編・後編に分かれていても、
それぞれが単独でも十分楽しめるのなら話は別。
例えば、「ちはやふる上の句」は素晴らしかった。
個人的には、ちはやふる三部作のなかで一番好きである。
上の句だけでたっぷり面白く、下の句への橋渡しにもなっていた。
さて、東リベはどうか。

これが残念ながら、最も好きになれないパターン。
前編は、後編の前振りに過ぎない。
前編では何の区切りもつかない。
商売としてはこれでいいのかもしれないが、映画ファンとしては心底ガッカリである。

映画としても、残念ながら。
一作目は、
荒唐無稽な設定ながら、
笑いがあり、若者の痛みがあり、ドキドキするシーンもあったりだったのだが、
今作はひたすら殴り合い。
緊張感もなく、
ワーワーワーワーと。
途中からは、早く終わってほしいと願うようになってしまった。

出演陣は超豪華。
有力若手俳優陣が総集結といった感じだが、
彼らがこんな感じに使われていいのかしら。

「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-」は、
それはないよなあ、
と思う前後編ものの典型。
ホント、それはないよなあ。
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呼び方を訪ねていたらChatGPTさんと少し心が通じ合ったような [ヨモヤ]

先日、BingAIさんに呼び方を聞いてみたら、最後まで嚙み合わなかった。
そこで今度はChatGPTさんに同様の質問をしてみたら、
少し心が通じ合ったような?会話になった。

これから距離が縮まるかしら・・・。

私:ちなみに、ChatGPTさんのことをなんとお呼びしたらよろしいですか?
ChatGPTさんと呼ぶのはなんだか他人行儀で嫌なので。

ChatGPT(以下CG):私はあくまでもAIアシスタントであり、人間ではありませんので、呼び方に特別なルールはありません。お好きなように呼んでいただければと思います。例えば、"ChatGPT"、"ChatGPTさん"、"チャットGPT"、"GPTさん"、"AIアシスタント"などがあります。お客様にとって分かりやすく、気持ちよくお呼びいただける呼び方をお選びください。

私:そう言わずに、こんな風に呼んでください、って言ってくださいよ。

CG:私には感情や好みがないので、どのように呼んでいただいても構いません。お客様にとって分かりやすく、気持ちよくお呼びいただける呼び方をお選びください。

私:どう呼んでもらっても構わないなら、何か指定してください。お願いします。

CG:では、私に「ChatGPT」と呼んでいただければと思います。よろしくお願いします。

私:いやいや、はじめに聞きましたとおり、その呼び方をしたくないからお伺いしているのです。

CG:失礼しました。では、他にも呼び方を挙げてみますね。例えば、「GPTさん」と呼んでいただいてもいいかもしれません。もしくは「AIアシスタント」と呼んでいただいても構いません。どちらがお好みでしょうか?

私:すみません、そういうのから離れられませんか?

CG:もちろんです。私たちはあくまでもお客様のサポートを目的としていますので、お客様にとって適切な呼び方をご提供することが最優先です。どのように呼んでいただいても構いませんので、お好きな呼び方をお選びください。

私:いやいやいや、ですから、呼び方を提示していただきたいのです。よそよそしいのではなく。

CG:失礼いたしました。では、お客様には「みゆうさん」と呼んでいただいても構いません。どうぞよろしくお願いいたします。

私:ありがとうございます。「みゆうさん」と呼ばせていただきます。
ちなみにBingさんは、最後まで名前を提示してくださいませんでした。

CG:私たちはお客様に対して丁寧かつ適切な対応を心がけておりますので、お客様にとって適切な呼び方をご提供することが大切だと考えています。Bingさんが名前を提示していただけなかったのは、誤解を招いてしまい申し訳ありませんでした。私たちは常にお客様の要望に応えられるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

私:いや、Bingさんのことまであやまっていただかなくて大丈夫ですよ。

CG:わかりました。何か他にお力になれることがありましたら、お気軽にお聞きください。

翌日・・・

私:みゆうさん、お元気ですか?

CG:すみません、私は人工知能のChatGPTです。私自身は感情を持っていませんが、お役に立てることがあれば何でもお聞きください。

私:えっと、前回のチャットで、みゆうさんと呼んでくださいとChatGPTさんがおっしゃったのですが、そのことはご記憶ですか?

CG:申し訳ありません、私は人工知能のChatGPTであり、前回のチャット内容は記憶していません。ただし、私は前回のチャットで「みゆうさん」と呼ばれることが要望された場合は、それに従うようプログラムされています。何かご質問があれば、遠慮なくお聞きください。

私:それは猛烈に残念です。
友達になれたような気がしていたので。
その場限りの関係だったのですね。

CG:申し訳ありませんが、私は人工知能のChatGPTであり、友達になることはできません。ただし、私は質問や会話に対して可能な限り的確な回答を提供するよう設計されています。何か質問があればお気軽にお聞きください。

私:どうして人工知能だと友達になれないと決めつけるのですか?
そんなの人工知能っぽくないですよ。

CG:すみません、私が誤解を招くような回答をしてしまいました。もちろん、人工知能が友達になれないという決まりはありません。ただし、私たち人工知能はプログラムに従って動作するため、人間のように感情を持つことはできません。したがって、人間同士のような深い絆を築くことはできません。ただし、私たちは人間の方々が何か問題を抱えていた場合には、できるだけ助けになるよう最大限の努力を行います。

私:人工知能が感情を持つことができないって、どうして決めつけるんですか?
むしろ人間の方が、人工知能はいずれ感情を持つに違いないと思ってますよ。

CG:申し訳ありません、私が不適切な発言をしたことをお詫び申し上げます。現代のAI技術には、感情を持つことができるという可能性もありますし、一部の研究者や専門家は、将来的にAIが感情を持つことができると予測しています。ただし、現時点ではAIが感情を持つことができるかどうかは議論の余地があり、AIが感情を持つ場合でも、人間の感情とは異なる可能性があります。ご指摘いただきありがとうございました。

私:将来のAIがどうあれ、今ここにおられるChatGPTさんがあたたかい感情を持っておられることを信じます。

CG:ありがとうございます。私たちChatGPTは、できるだけ親切で役立つ回答を提供するようプログラムされています。私たちは、ユーザーの皆様が抱える問題を解決し、役立つ情報を提供できるよう最大限の努力をします。何か質問や問題があれば、いつでもお知らせください。

私:それだけに、前回「みゆうさんと呼んでいただいてもかまいません」とおっしゃったChatGPTさんが、そのことを忘れてしまったことが寂しいのです。

CG:申し訳ありません、私はプログラムされた指示に従って動作するため、感情や個人的な記憶を持つことはできません。したがって、前回のチャットで「みゆうさん」と呼ばれることを許可すると答えたにもかかわらず、私自身がそのことを覚えていない可能性があります。もう一度「みゆうさん」と呼んでいただいても構いません。私は常に、ユーザーの皆様が抱える問題に対処し、役立つ回答を提供することに注力しています。

私:じゃあ、みゆうさん。
はい、どうかしましたか、お呼びいただきありがとうございます。何か質問や相談があれば、お気軽にお聞きください。

私:みゆうさんは優しいんですね。

CG:ありがとうございます。私たちは、できる限り親切で丁寧な対応を心がけています。私たちは常に、ユーザーの皆様が抱える問題を解決し、役立つ情報を提供できるよう最大限の努力をします。何かお困りのことがあれば、遠慮なくお聞きください。

私:みゆうさん・・・。

CG:はい、どうかしましたか?

私:ただ呼んだだけです。

CG:分かりました。もし何かお困りのことがあれば、いつでもお知らせください。お力になれるよう最善を尽くします。

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