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一年目から波乱万丈の清宮劇場 [ヨモヤ]

今年の野球界の最大の話題はエンゼルスの大谷ということになるだろうけれど、国内での注目はとなると、日本ハムの清宮だろう。
高卒ルーキーであり、一年目から大活躍というのはなかなか難しいところだが、開幕から1月半ほどで、すでにいろいろな話題を振りまいている。

まず、オープン戦は散々だった。
なんともはや、7試合19打席ノーヒット。
これだけ打席に立てば、1本くらい出そうなものだが、いい当たりもほとんどなかった。
さらに、限局性腹膜炎の影響で入院と、目も当てられない状況だった。

開幕を2軍で迎えるも、12打席ノーヒット。
オープン戦から31打席ノーヒットとなったわけだが、ピッチャーならともかく、野手でこれだけ凡打を続けるのも珍しい。

しかし、13打席目に1本出てからは、ポンポンと快音が続くようになり、あれよあれよとホームランを4本。
あっという間の1軍昇格となった。

1軍では、デビュー戦からヒットがつながった。
苦しんでいたオープン戦やファームでの試合が嘘のように、デビュー戦から7試合連続安打。
これは、ドラフト制後の新記録だという。
しかも、7試合目のヒットは特大のホームランで、これはどこまで記録を伸ばすのかと注目された。

しかし、そこからは再び谷底。
ぱたりと快音が聞かれなくなり、19打席連続ノーヒット。

これはもう、好不調の波が大きいという次元を超えている。
絶叫系ジェットコースター並みの浮き沈みである。

もちろん、これは自慢できることではない。
レギュラーとしてしっかり打線に入ってチームに貢献するためには、コンスタントに力を発揮する必要がある。
なのだが、この大味な展開も、清宮に関してはスターならではなのかと思わせてしまう。

日本ハムは、若手選手が育つチームだし、
栗山監督の育成の手腕も特筆もの。
これからどんな物語が紡がれるのか。
清宮劇場は、まだ始まったばかりである。

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