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ちょっと理解を超えるメジャーの金銭感覚 ~ 吉田正尚の評価が高いのは嬉しいけれど ~ [ヨモヤ]

オリックスの吉田正尚がポスティングでメジャーを目指すと聞いたとき、
正直、これは厳しい交渉になるのではないかと思った。

広島の菊池や巨人の菅野のポスティングが不成立となり、
秋山や筒香が残念ながら全く結果を残せず、
鈴木誠也も今一つ、
という状況で、
吉田に興味を持つ球団がそれほどいるとは思えなかったからである。

もちろん、吉田は日本を代表するスラッガーである。
率を残すだけではなく、
ホームランも打てるし、
それでいて三振も少ない。
しかし、凄みを感じさせるまでには行っていないという気がした。
さらに、守備や走塁は、日本の中でもお世辞にも上位とは言えない。

日本の野球ファンからすれば、
吉田が一年目の鈴木誠也の成績を上回れるとはちょっと考えにくく、
であれば大型契約が成立するとは期待しづらかった。

報道されている内容が正しければ、
レッドソックスと吉田の契約は5年総額9,000万ドル(約126億円)。
さらに、オリックスに支払われる譲渡金は約1,540万ドル(約21億6000万円)。
合わせると総額約148億円だという。
ちょっと理解を超える。

メジャー他球団の関係者の声として、
「言葉がない」
「個人的見解としては払いすぎ」
といったコメントが紹介されていたが、率直な感想だろう。

なにはともあれ、日本の選手が高く評価されることはいいことだし、嬉しい。
吉田の願いが叶ったことも祝福したい。
あとは、レッドソックスの評価が妥当なものであったことを証明するだけだ。
私の心配など的外れだったと思わせてほしい。

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