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もっともっと井上に夢を見せてもらおう [ヨモヤ]

WBAスーパー、WBC、IBF世界バンタム級チャンピオンの井上尚弥が、
WBO世界同級王者ポール・バトラーを破り、史上9人目の4団体王座統一に成功した。

世界チャンピオン同士の対戦にもかかわらず、
戦前、井上の圧倒的有利が伝えられ、
井上の勝利に1.01倍の倍率を付けるブックメーカーさえあったという。

当然私も井上の圧勝を予想していたが、
試合は思わぬ展開。
圧倒的に押してはいるものの、決定打が奪えない。
いつもなら1発、2発のビッグパンチで相手がひるむものだが、
バトラーは何発受けてもしのいでいく。

井上に危ないシーンがあったわけではないのだが、
ラウンドを重ねること自体が滅多にないことで、
パンチが効いていないように見えたこともあり、
コンディションが悪いのかとも思えた。
バトラーは攻めてこない、井上も追いかけないで、
正直、結構じれったい試合だった。
井上は途中ノーガードの挑発を入れたりしたのだが、
それもいらぬことのように思えた。

KOラウンドは11。
ここまでもつれるとは、ちょっと驚いた。
KOしてもラウンドが深くなるだけで驚かれる。
これも井上の馬鹿馬鹿しいほどの強さを物語るものではある。

これで井上は、バンタム級でやるべきことはすべてやった。
ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズのバンタム級トーナメントに優勝し、
すべてのベルトをKOで奪い、
世界的ビッグネームのドネアとも完全決着を果たした。

次はさらに一階級を上げてスーパーバンタム級に挑戦することになる。
階級が上がって、井上のパンチが通用するのか。
やってみなければわからない。
ただし、世界が注目することはわかっている。
そんな選手をリアルタイムで見られている幸せに、
まだしばらくはひたっていられそうだ。

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