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絵に描いたような「贔屓の引き倒し」 ~ 阪神選手のオールスターのファン投票独占で思う ~ [ヨモヤ]

「贔屓の引き倒し」とは、
ひいきが度を越えて、かえってその人や団体を不利な状況に落とし入れること、
を言う。
阪神ファンによるオールスターのファン投票上位独占は、
まさに絵に描いたような「贔屓の引き倒し」に見える。

「ファン投票であり、別にいいじゃないか」
「それだけ阪神にファンが多いということ」
という意見もある。
そのとおりである。
別に罪に問おうなどと思っていない。
ただ、絵に描いたような「贔屓の引き倒し」だな、と思うのである。

選ばれた選手はどう感じているだろう。

選ばれるにふさわしい立派な成績を残している選手は、
「阪神ファンの暴走で選ばれた一人」
と見られてしまうことが気の毒である。

ふさわしくない成績にもかかわらず選ばれた選手は、
恥ずかしい思いをしているだろうし、
本来出られるはずの選手の枠を奪ってしまうことに
肩身が狭い思いをしているだろう。

オールスターに出る、というのはプロ野球選手としての一つの目標であろう。
その目標を、自ら勝ち取ることができず、
棚ぼた的に得てしまったことは、マイナスの要素の方がはるかに大きいと思う。

プロ野球ファンとしても、残念至極である。
夢の対決が見られる舞台のはずが、
二軍で調整中の選手も出て来てしまうのでは、
何を見せられているのかという感じである。

阪神の選手がオールスターのファン投票で一位を独占することの、
いい点がひとつも思いつかない。

阪神ファンは、この結果を見て嬉しいのだろうか。
嬉しいのだとしたら、
阪神ファンではあるけれども野球ファンではないのだろうな、と思う。
別に罪に問うようなことではないけれど。
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