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税収伸びて国はウハウハ? [ヨモヤ]

国の税収が伸びているようだ。
2022年度の一般会計税収は過去最高となるという。
企業業績が回復傾向にあり、
インフレの影響で消費税も増加しているから、
ある程度予想されたことではあった。

この状況に対し、
「税収が伸びて国はウハウハなのに、庶民の生活は厳しい」
という声がある。
国はウハウハ?

「ウハウハ」という言葉をネットで引くと、
“嬉し過ぎることがあって、思わず笑ってしまうさま”
“笑いが抑えきれないほど満足しているさま”
などとされている。

税収が伸びると、「国」という存在が笑いを抑えきれなくなるのだろうか。
抑えきれなくなるとしたら、一体どうして。

税収が伸びると、その分、「国」に携わっている人、
例えば官僚や政治家の懐が潤うと考えているのだろうか。

多くの人が知っているとおり、
日本という「国」の借金は世界最高レベルにある。
毎年の予算も税収ではまったく賄い切れず、
多額の国債を発行してなんとかやりくりしている。
多少税収が増えたところで、
借金総額からすれば点みたいなものである。

ウハウハ?

税の使い方について関心を持つのはいいことだと思う。
税収が増えたと聞けば、それがどこに使われるのか考えるのも自然である。
しかし、なにかというと「国」を敵対的に見ようとするのは、
筋違いだし、なにやらカッコ悪い。
そういう表現が受けるのかもしれないけれど。

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