ＡＩを監視するＡＩ（を監視するＡＩは？）

対話型人工知能（ＡＩ）「チャットＧＰＴ」を開発したオープンＡＩが、
ＡＩが人間にとって安全であり続けるよう新たな研究チームを立ち上げる計画を明らかにした。

それはいいことだと思うのだが、最終目標を二度見した。
「最終的にはＡＩの監視にＡＩを使用することを目指す」
とあったからだ。

人間を上回るＡＩの誕生はそう遠い先のことではなさそうだ。
その超知能ＡＩを管理するのは、
すでに陵駕されてしまった人間の手には負えず、
超超知能ＡＩの力を借りるしかないのだという。

監視社会をからかうジョークとして、
社員がしっかり働いているかどうかを監視する社員がいて、
その社員がちゃんと監視しているかどうかを監視している社員がいて・・・・、
というものがある。
ＡＩを監視するＡＩ、となるとそのジョークのＡＩ版となる。
つまり、ＡＩを監視するＡＩを監視するＡＩも必要になって来そうだ。
となると、そのＡＩも監視せざるを得ないだろう。

これからの社会、ＡＩとの共存は待ったなしである。
子どもの宿題をどうする、
といった話は当事者にとってはリアルだが、どこかほのぼのしたものもある。
制御できなくなったＡＩをどう抑えるか、
となると、これは笑い話では済まなくなる。
しかしそんな世の中は、すぐ目の前なのかもしれない。