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書評 「私たちの世代は」 [読書記録]

本作は、「戸村飯店 青春100連発」「あと少し、もう少し」「そして、バトンは渡された」などの
瀬尾まいこさんの最新作。
書下ろし長編である。

コロナ禍をテーマにした小説で、
「私たちの世代」はコロナに漬からされてしまった世代のこと。
帯には著者からのこんなメッセージが掲載されている。

“何かと制限され思いどおりに過ごせない毎日を、大人も子どもも、誰しもが
困難を抱えながら進んできたと思います。
そして、これから、また違う日々に向かわないといけない中で、ほんの少しでも
明るいものを差し出せる物語になれれば。そう思っています。“

コロナ禍の3年間で、
本来得られるはずのものを得られなかった人は少なくないだろう。
大人はまだいいが、
中学生活をまるまる、
高校生活をまるまる、
コロナに持って行かれた子どもたちも数多くいるはずだ。
失われたものは計り知れない。

しかし、それをくよくよ考えていても前には進めない。
差し引きしたら悪いことの方が圧倒的に多かっただろうけれど、
いいことだってあったはずだ。
そしてそのいいことが、
未来に大きく活かされることだってあるかもしれない。

瀬尾さんの本を読むと勇気づけられることが多いが、
本作も力をもらえる。
みんな懸命に生きていて、
どこかで支え合っている。
悪い日があっても、
挫けそうな日があっても、
いつかいい日が来る。

一日一日が愛おしく思えるような、
そんな一冊。

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自力優勝消滅 ソフトバンク苦戦の原因は [ヨモヤ]

リーグを代表する打者である近藤を日本ハムから獲得し、
無双を誇るクローザーであるオスナをロッテから獲得し、
有原、嶺井、ガンケルを加え、
昨シーズンを故障で棒に振った栗原も復帰。
開幕前はソフトバンクの優勝を予想する声が圧倒的で、
100勝くらいしちゃうんじゃないか、との空気さえあった。

開幕からいきなり5連勝し、
こりゃやっぱ今年のソフトバンクはとんでもないな、と思ったのもつかの間、
なんとなく波に乗り切れない戦いが続き、
7月にはなんと12連敗を喫してしまった。

その後も勝ちを重ねるには至らず、
51試合を残した時点で自力優勝が消滅。
この段階での自力優勝の消滅は、球団がソフトバンクとなった2005年以降では最速だという。

ソフトバンク苦戦の原因は何だろう。
前半好調でも交流戦でつまずくチームは少なくないが、
ソフトバンクは11勝7敗で乗り切ったので、ここではない。

打てなくて負けているのか。
チーム打率はリーグ2位、チーム得点もリーグ2位なので、
決定的に得点力が不足しているわけではない。
ただ、ホームラン数が4位というのは少し寂しい。

では投手が原因か。
チーム防御率はリーグ4位であり、
規定投球回数に達している投手が一人もいない状況なので、
ここに苦戦の原因の一つがあるのは確かだろう。
やはり千賀が抜けた穴は大きい。
毎年のように優勝していた頃は、ブルペン陣が異様に充実していたが、
今年は中継ぎで軸になれる投手がいないのも苦しい。
もちろん、モイネロの離脱は決定的に痛い。

数字に表れない要素、
ベンチワークはどうか。
チーム打率4位、チーム防御率5位のロッテが2位につけているように、
勝ち負けの結果は数字だけでは測れないものがある。
負けが込むようになり、
ネット記事にも藤本監督を批判する内容が増えているが、
采配面も現在の低迷に影響を与えているのだろうか。

過ぎてしまったことは仕方がないとして、
ここからの逆襲はあるだろうか?
残念ながら、常識的には難しいだろう。
首位のオリックスとは10ゲームもの差がついており、
残り試合やチームの勢いを考えても、
ここからの挽回は厳しそうだ。

ただ、3位以内に入ればクライマックスシリーズでの逆転はありえなくもない。
そこは目指していたところではないだろうけれど、
今となっては目標を切り替えることも必要だろう。

福岡のファンは、負けが込んだとしても、ずっと熱心に応援を続けている。
負けることもあるだろうけれど、
この声援を力に、下を向かず戦ってほしい。
ソフトバンクは、福岡の象徴的な存在でもあるのだから。

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映画評 「神回」 ~タイムループパートは超痛快 ~ [映画評]

本作は、邦画・洋画問わず数々作られてきたタイムループもの。
直近でも
「リバー、流れないでよ」が評判を取ったし、
去年も
「MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」という佳作が公開された。

この「神回」という作品は、
公開館数が限られていることもあり、
それほど話題になっていない。
しかし、タイムループの描かれ方はやたらと面白かった。

舞台は、高校生の夏休み。
文化祭の実行委員となった男子と女子が13時から打合せを始めることに。
しかし、5分経つと13時に戻ってしまうことに男子だけが気づく。
女子にも気づいてもらいたいとあがき、
なにか突破口はないかとのたうちまわる。
同じ5分を何回も何十回も何百回も繰り返していたら、
精神が持つはずがない。
その狂いっぷりが、可哀そうだが面白い。
徒労っぷりも、切なく面白い。

一方、
タイムループになっている理由の種明かし部分は、まったくイケていない。
そこを描かなければ永遠にタイムループが終わらなくなってしまうが、
その方がよかった気さえする。
だから、後半はしおしお。

主演に青木柚さん。
崩壊していく男子高校生を見事に演じられた。
今後が楽しみな俳優さんである。
共演に坂ノ上茜さん。
現在27歳ということだが、高校生役が全く違和感なかった。

「神回」は意外な掘り出し物。
タイムループパートが実に素晴らしかった。
延々と続いたのだが、少しも苦ではなく、むしろもっと観たかった。
謎解きパートが全く冴えず、映画全体としては今一つになってしまったが、
それでもタイムループパートの鮮烈さは出色。
是非タイムループパートを味わいに劇場へ足をお運びいただきたい。

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啓発で投票率は上がるか [ヨモヤ]

現職と新人の3人による争いとなった埼玉県知事選挙は、
大野元裕氏が2回目の当選を果たした。

この結果は事前の予想どおりであり、
驚きの要素はどこにもない。
むしろ全国紙やネットで大きく取り上げられているのは、その投票率である。

今回の埼玉知事選挙の投票率は23.76%。
これは埼玉県知事選挙で最低であっただけではなく、
全国のこれまでの知事選挙をひっくるめて過去最低となってしまった。

この結果を受け、ネットでは、
「投票率の最低ラインを設定してはどうか」
「4人に3人が棄権している選挙って、民主主義なのか」
「何のための選挙権?」
など、いろいろな声が上がっているようだ。

残念ながら、埼玉県知事選挙の投票率が低いのは今回に限ったことではない。
これまでの知事選挙の投票率、歴代ワースト5位のうち、
埼玉県は1位、3位、5位を占めていたのである。

埼玉県も手をこまねいていたわけではない。
相当な危機感を持っていたはずである。
その結果打ち出されたキャンペーンが、
「8・6来てー♪(ハローキテー)」

投開票日が8月6日であることに合わせ、
サンリオの人気キャラクターであるキティちゃんが、
と呼びかけるキャンペーンを展開していたのである。

ベタなダジャレであるが、
なかなかうまくはまっている。
そもそもキティちゃんを使う当たり、お堅いイメージのある選管としては思い切った感がある。

しかし、結果は前述のとおりである。
啓発の頑張りと投票率は残念ながらリンクしなかった。
啓発に力を入れていなかったらもっと低かったかもしれない、
という意見もあるかもしれないが、
さすがに過去最低の投票率となってしまっているだけに、その意見に力はない。

当然ながら、
投票率が上がるかどうかは、
選挙が盛り上がるかどうかにかかっている。
啓発には限界がある。
だから啓発をやめた方がいい、
とはならないにしても、
啓発に費用をかけることの意味は、
改めて問い直されてもいいと思う。

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日本の夏のビッグイベント 甲子園を楽しもう [ヨモヤ]

甲子園を見て、
「暑いのに可哀そう」
「勝利至上主義」
「無理して頑張る姿を美談にするな」
などと批判的に伝える方がおられる。

ならば見なければいい、
とは思わない。
いろいろおっしゃる方は、いつの世もどの国でもおられるものである。
イベントが大きくなればなおさら。

今年は、これまでのところ特別に暑いので、
そこに絡めたもろもろも言われそうである。
それを言うのがお仕事みたいな方もおられるように感じる。

しかし、夏の甲子園は、
夏に、
甲子園で行われるものであり、
それは選手も十分過ぎるくらい了解している。
秋に別の球場でやりたいと思っている高校球児はほとんどいないだろう。
であれば、夏の甲子園を、夏に甲子園でやるべきではないと言っている人は、
一体誰のためになんのために言っているのだろう。
まあ、暑い日にはそれなりの工夫は必要だろうけれど。

球場に来る方やテレビでご覧になる方の数、
全国から代表が出場するという広がり、
報道で取り上げられる回数、
大会の期間、
人々の言の葉に上る回数、
などひっくるめて、
甲子園は日本の夏の最大のイベントであろう。
規模が大き過ぎる故、好き嫌いも含めていろいろ言う人が出てくる。
しかし、始まった祭りにああだこうだ言うのは野暮というものである。
ここは楽しまないと。

楽しむつもりで観てみれば、きっとわかる。
何故甲子園がこうも長く大勢の支持を集めて来たか。
何故甲子園がこうも多くの人の気持ちを動かして来たか。

さあ、甲子園を楽しもう。
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映画評 「658km、陽子の旅」 [映画評]

第25回上海国際映画祭コンペティション部門
最優秀作品賞、最優秀女優賞、最優秀脚本賞受賞作。

「#マンホール」「私の男」の熊切和嘉監督と「バベル」の菊地凛子さんが、
22年ぶりにコンビを組んで作り上げた映画である。
「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM 2019」脚本部門で審査員特別賞を受賞した室井孝介さんの脚本が原案。

映画サイトには、
「就職氷河期世代である42歳の独身女性・陽子は、人生を諦めてフリーターとしてなんとなく日々を過ごしてきた」
との設定が書いてあるが、
就職氷河期世代であることも、フリーターであることも、人生を諦めていることも、なんとなく日々を過ごしていることも、
わかるようには描かれない。
そう言われて、そういう設定だったんだ、とわかる感じ。

タイトルになっている658㎞は、東京から青森までの距離。
父の訃報を受け、従兄の車で葬式に向かうことになったのだが、
従兄と途中ではぐれてしまい、
スマホも折悪しく壊れていて、
所持金もなく、
ヒッチハイクで向かわざるを得なくなる。

コミュ障で人とうまく関われない主人公が、
いろいろな人と交わるなかで変わっていく姿が描かれるのだが、
そのきっかけとなったはずの大切なところが映されていないのでなんともピンと来ない。
最後の最後は自分の足で歩くことになったのだが、
それもなんだか意味不明。
どうしてそんな中途半端な設定に。

どういうわけなのか、ヒッチハイクの過程がほぼすべてもやもやした感じ。
不親切な人が適当に下ろすのはわかるが、
親切なはずの人まで、
「なんでそこ」
みたいなところで。
頭に?マークが浮かびまくる。

菊地さんの演技は確かに強力だが、
映画として、また脚本として評価された理由が今一つわからず。
設定がはっきり伝わってこないので、
演技の強力さが強力であるだけとしか伝わってこない。

震災地へヒッチハイクのような形で向かう映画としては、
諏訪敦彦監督の「風の電話」がある。
個人的には「風の電話」の方が好きだ。

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映画評 「キングダム 運命の炎」 [映画評]

1作目のキングダムには心が躍った。
大きなスケールとわかりやすい展開が見事にはまった。
胸が熱くなった。

期待した2作目は、ドキドキ感が急激に下がった。
こんな戦いで主人公が負けるわけがないというのがわかるだけに(まあ、主人公はどっちにしても負けないのだが)、
なんだか、眺めているだけという気持ちになってしまった。

3作目は、1作目の余韻を残して観に行った。
また熱い作品が観たかった。

ううむ。
ところどころ熱いシーンもあるが、
全体としては冗長。
次から次へキャラクターが追加されるのも興醒め。
延々と続きそうなのも、もうちょっとご勘弁願いたい。

王が過去を振り返るシーンも長過ぎた。
へんてこりんな設定を延々見せられても・・・。
闇商人設定が安っぽかった。

登場人物がやたらに多く、
無暗に視点が分散される。
橋本環奈さんが狂言回し的な役割で出演されているのだが、
そこも無理がありあり。
山崎賢人さんはいつもとおり映画を引っ張っておられ、
大沢たかおさんの存在感もさすがなのだが、
心が燃えるまでには至らない。

「キングダム」が1作目だけで終わっていたら、
「もっと観たかった」
「続編が観たい映画のNO.1」
などと言われてただろう。
まだまだ続きそうだが、
こんな感じで続けられたら、どんどん褪せて行ってしまう。

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ここのところで読んだ30冊 [読書記録]

ここのところで読んだ30冊は以下のとおり。

「フリーランスがインボイスで損をしない本」 原 尚美
「和菓子のアン」 坂木 司
「スウェーデン式アイデア・ブック」 フレデリック・ヘレーン
「チャンピオン 三沢光晴外伝」 長谷川 博一
「ウクライナ侵攻 10の焦点」 朝日新聞取材班
「特許破りの女王」 南原 詠
「もものかんづめ」 さくら ももこ
「東京、音楽、ロックンロール」 志村 正彦
「バカでも稼げる米国株高配当投資」 バフェット太郎
「勝者の極意」 津本 陽
「会社を綴る人」 朱野 帰子
「起業家フェリックスは12歳」 アンドリュー・ノリス
「モンベル 7つの決断」 辰野 勇
「サザンオールスターズ 1978-1985」 スージー鈴木
「ビジネスマンのための行動観察入門」 松波 晴人
「東京五輪後でもぐんぐん伸びる日本企業」 田宮 寛之
「プーチン戦争の論理」 下斗米 伸夫
「貧困と闘う知」 エステル・デュフロ
「栄花物語」 山本 周五郎
「飛び出す!公務員」
「小さなまちの奇跡の図書館」 猪谷 千春
「独学力」 白取 春彦
「ひゃくはち」 早見 和真
「キーエンス解剖」 西岡 杏
「乳と卵」 川上 未映子
「ウホッホ探検隊」 干刈 あがた
「マンガでやさしくわかる アドラー心理学」 岩井 俊憲
「生を踏んで恐れず」 高橋 是清
「医療崩壊 真犯人は誰だ」 鈴木 亘
「人が集まる街、逃げる街」 牧野 知弘
「俳句がどんどん湧いてくる100の発想法」 ひらの こぼ

長谷川博一さんの書かれた「チャンピオン 三沢光晴外伝」は、タイトルとおり故三沢光晴さんについて書かれた本。1999年の出版で、まだ三沢さんがバリバリ戦っておられるころに発刊されている。三沢さんのことは、絶対に忘れない。

「東京、音楽、ロックンロール」を書かれた志村正彦さんは、ロックバンド・フジファブリックの元ボーカリスト兼ギタリスト。29歳で急逝された志村さんの日記が本としてまとめられている。音楽に対する真っすぐな向き合い方が刺さる。

鈴木亘さんの「医療崩壊 真犯人は誰だ」は、他国に比べて優れているはずの日本の医療が、コロナ禍にあってあっさり崩壊してしまった原因に迫っている。新書本で読みやすく書かれているが、その内容には説得力がある。

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政権交代を訴える人の本気度 [ヨモヤ]

まあ、書いている人も本気ではなく、
大げさに書いた方が注目を集めるから、
くらいのつもりなのだろうが、
「岸田政権を交代させた方がいい」
と言い切るネット記事を散見する。
それなりに名の知れた方もそんなことを書いていたりする。

理由は、
経済政策が不十分であることや、
増税路線に舵を切りつつあることなど、それぞれである。

当然ながら、
どんなことを思おうと勝手であるし、
岸田政権に否定的な意見を持つのも自由である。
しかし、一応世の中で一定の認知を得ている人が
「政権を変えるべき」
と言う以上、
では、
次に誰を総理に据え、
どんな政策を打ち出すべし、
という腹案くらいは持っているべきだろう。
誰でもいいから岸田政権を変えればいい、
ではさすがにお話にならない。
酒場での与太話ならそれでもいいのだろうが、
それなりの影響力のある人がそれでは、
なにやら暗澹たる気持ちになる。

現状で政権を変えるのなら、
自民党の誰かが総理大臣になるしかない。
岸田政権を変えるべきと言っている人の腹案は誰なのだろう。

次の選挙で政権交代をすべきと考えているのなら、
何党の誰を総理大事にすべきとの腹案があるのだろうか。

腹案があるのなら示してほしい。
腹案がないのなら、よくそれで政権交代を訴えられるものだと呆れる。

評論家であったり、
ネットで話題になったりする人は、
無責任なところが利点である。
フリーな立場だからこと言えることも多い。
しかし、だからと言ってあんまりにも言いっぱなしなのもひどい。
無責任すぎる記事を読むと、腹が立つよりガッカリしてしまう。

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株式の最低投資額は低いに越したことはない [経済を眺める楽しみ]

東京証券取引所が、
上場株の望ましい最低投資額として定めている「5万円以上50万円未満」の規定のうち、
下限の5万円以上を撤廃すると発表した。
個人が投資しやすい環境を整えるのが狙いだという。

日本株を取引する場合、原則として単元株によることになる。
単元株とは、株式を売買する時の最低売買株数であり、
ほとんどの企業が100株に設定している。
つまり、株価が1,000円の場合、最低取引額は10万円ということになる。

10万円ならなんとかなっても、
株価が高いとその100倍の金額には手が出せなくなる。
例えば、ユニクロを展開するファーストリテイリングの株価は2023.8.1現在で35,930円なので、
株を買おうと思ったら350万円以上用意しなければならないことになる。
キーエンスに至っては株価が61,520円なので、600万円以上持っていないと買えない。

一方、アメリカ株は1単位から買うことができる。
例えば、時価総額世界一位のアップルの株価は約200ドルであり、
日本のように100株が単元とされていた場合約300万円必要ということになるが、
1単元から買えるので約3万円あれば参入可能ということになる。

株主が多くなると、企業にとっては事務処理の負担が増すのかもしれない。
しかし、アメリカでやれているのだから、対処する方法はあるはずである。

日本でも、単元株は1,000株から100株に下げられたし、
証券会社の手数料も以前よりはグッと安くなった。
だから、株式投資に参入する障壁は非常に低くなったと言っていいと思う。
それでも、いまだに
「株価が上がっても喜ぶのは一部のお金持ちだけ」
という方がおられる。
それは勘違い、若しくは不勉強ではあるのだが、
下げられる障壁はさらに下げた方が投資家のすそ野が広がるのも確かだろう。

ごく気軽に株式投資ができるよう、
できることはやっていただきたい。

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