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見事な千賀のメジャー一年目 [ヨモヤ]

メッツの千賀滉大投手がカージナルス戦に先発し、
7回1失点と好投し、今季10勝目(6敗)を挙げた。
日本人メジャーで1年目での2桁勝利は、野茂英雄投手らに続く8人目である。
また、今季通算150奪三振に到達し、こちらはメジャー1年目の日本人選手としては5人目らしい。

千賀はNPBでの実績が素晴らしいことはもちろん、
国際大会でもしっかり順応していたので、
一年目から活躍するだろうとは思っていた。
メッツと結んだ総額7500万ドル(約105億円)の契約も、
高過ぎることはないと見られていた。

それでも、本人も含め不安はあっただろう。
持っている力をそのまま発揮できれば通用することが明らかでも、
メジャーでプレーするということはレベル差に加えて、
ボールが変わる、
練習環境が変わる、
球場が変わる、
言葉が変わる、
食生活が変わる、
などなどの試練を乗り越えなければならない。
ヤンキースに入団した井川、
カブスに入団した藤川などなど、
思うように力を発揮できなかった日本人選手も少なくない。
1年目からしっかり結果を残している千賀の素晴らしさがわかる。

千賀は
「ひとつの目標ではあったので、まずはうれしい」
と振り返りつつ、
「けがをせず1年間プレーすることをすごく大切にしている。そこはクリアしたいと思う」
と先を見ている。
主戦投手の役割として、1年間ローテーションを守り切ることを大切にしているのだろう。

続けていい成績を残さないと一流とは認めてもらえないから、
是非来年も好成績を残してほしい。
育成出身の選手として、どんどん道を切り拓いてほしい。
次回のWBCで日本代表としてマウンドに立つ姿も見てみたい。
千賀のメジャーでの物語は、まだ始まったばかりである。

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