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高校四天王の3年間 [ヨモヤ]

2021年秋の明治神宮野球大会・高校の部。
ここで大きな話題をさらったのが1年生の活躍である。
花巻東の佐々木麟太郎選手
広陵の真鍋慧選手
九州国際大付の佐倉侠史朗選手
大阪桐蔭の前田悠伍選手
の活躍は目覚ましく、
「高校1年生四天王」
と呼ばれた。
気の早い話だが、
2023年のドラフトは大豊作になるのではないかと言われた。

あれから2年経ち、「高校1年生四天王」は「高校四天王」と呼ばれるようになったが、
彼らの成長はどうだっただろう。

最後の夏の甲子園には、
大阪桐蔭の前田くん以外、全員駒を進めてきた。
その前田くんは、去年の春・夏、今年の春と甲子園の土を踏んでいる。
ほとんどの高校球児が一度も甲子園に出られないことを考えると、
甲子園に来ただけでもすごいと言える。

しかし、2年前のワクワク感と比べるとどうだろう。
3年生になったら、4人ともとんでもない選手になるかもと思えたのだが、
抜きんでた存在にはならなかった。

注目され続けているなかでプレーするのが重荷だったのだろうか。
伸び伸び成長することができなかったのだろうか。
体の成長に技術がついていかなかったのだろうか。
体調が十分に整っていないのだろうか。

甲子園の楽しみの一つは、とんでもない怪物に会うことである。
星稜の松井のような、
PLの清原のような。

四天王は、そこまでには至れなかったように見える。
高校の3年間をどう過ごすか、ポテンションが高ければ高いほど難しい。

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