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自力優勝消滅 ソフトバンク苦戦の原因は [ヨモヤ]

リーグを代表する打者である近藤を日本ハムから獲得し、
無双を誇るクローザーであるオスナをロッテから獲得し、
有原、嶺井、ガンケルを加え、
昨シーズンを故障で棒に振った栗原も復帰。
開幕前はソフトバンクの優勝を予想する声が圧倒的で、
100勝くらいしちゃうんじゃないか、との空気さえあった。

開幕からいきなり5連勝し、
こりゃやっぱ今年のソフトバンクはとんでもないな、と思ったのもつかの間、
なんとなく波に乗り切れない戦いが続き、
7月にはなんと12連敗を喫してしまった。

その後も勝ちを重ねるには至らず、
51試合を残した時点で自力優勝が消滅。
この段階での自力優勝の消滅は、球団がソフトバンクとなった2005年以降では最速だという。

ソフトバンク苦戦の原因は何だろう。
前半好調でも交流戦でつまずくチームは少なくないが、
ソフトバンクは11勝7敗で乗り切ったので、ここではない。

打てなくて負けているのか。
チーム打率はリーグ2位、チーム得点もリーグ2位なので、
決定的に得点力が不足しているわけではない。
ただ、ホームラン数が4位というのは少し寂しい。

では投手が原因か。
チーム防御率はリーグ4位であり、
規定投球回数に達している投手が一人もいない状況なので、
ここに苦戦の原因の一つがあるのは確かだろう。
やはり千賀が抜けた穴は大きい。
毎年のように優勝していた頃は、ブルペン陣が異様に充実していたが、
今年は中継ぎで軸になれる投手がいないのも苦しい。
もちろん、モイネロの離脱は決定的に痛い。

数字に表れない要素、
ベンチワークはどうか。
チーム打率4位、チーム防御率5位のロッテが2位につけているように、
勝ち負けの結果は数字だけでは測れないものがある。
負けが込むようになり、
ネット記事にも藤本監督を批判する内容が増えているが、
采配面も現在の低迷に影響を与えているのだろうか。

過ぎてしまったことは仕方がないとして、
ここからの逆襲はあるだろうか?
残念ながら、常識的には難しいだろう。
首位のオリックスとは10ゲームもの差がついており、
残り試合やチームの勢いを考えても、
ここからの挽回は厳しそうだ。

ただ、3位以内に入ればクライマックスシリーズでの逆転はありえなくもない。
そこは目指していたところではないだろうけれど、
今となっては目標を切り替えることも必要だろう。

福岡のファンは、負けが込んだとしても、ずっと熱心に応援を続けている。
負けることもあるだろうけれど、
この声援を力に、下を向かず戦ってほしい。
ソフトバンクは、福岡の象徴的な存在でもあるのだから。

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