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映画評 「キングダム 運命の炎」 [映画評]

1作目のキングダムには心が躍った。
大きなスケールとわかりやすい展開が見事にはまった。
胸が熱くなった。

期待した2作目は、ドキドキ感が急激に下がった。
こんな戦いで主人公が負けるわけがないというのがわかるだけに(まあ、主人公はどっちにしても負けないのだが)、
なんだか、眺めているだけという気持ちになってしまった。

3作目は、1作目の余韻を残して観に行った。
また熱い作品が観たかった。

ううむ。
ところどころ熱いシーンもあるが、
全体としては冗長。
次から次へキャラクターが追加されるのも興醒め。
延々と続きそうなのも、もうちょっとご勘弁願いたい。

王が過去を振り返るシーンも長過ぎた。
へんてこりんな設定を延々見せられても・・・。
闇商人設定が安っぽかった。

登場人物がやたらに多く、
無暗に視点が分散される。
橋本環奈さんが狂言回し的な役割で出演されているのだが、
そこも無理がありあり。
山崎賢人さんはいつもとおり映画を引っ張っておられ、
大沢たかおさんの存在感もさすがなのだが、
心が燃えるまでには至らない。

「キングダム」が1作目だけで終わっていたら、
「もっと観たかった」
「続編が観たい映画のNO.1」
などと言われてただろう。
まだまだ続きそうだが、
こんな感じで続けられたら、どんどん褪せて行ってしまう。

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