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頑張れ公立校 ~ 甲子園で16強を私立が独占 ~ [ヨモヤ]

甲子園は2回戦までを終了。
ここまでで出場した公立9校は全て敗退、
16強を私立校が独占することになった。

私立が強いのは今に始まったことではないが、
公立校が16強に残らないのは春夏通じて初めてのことだという。

そりゃ、私立の方が強いに決まっている。
野球のうまい生徒を集め、
甲子園、いやもっと先を目指す生徒が集まり、
いいグランド、
いい設備、
いい指導者のもとで練習しているのだから。

かたや公立校は、
たまたまうまい奴が集まったときに勝ち進んでいくことができるという感じになる。
もちろん公立校でも強いチームは毎年のように強いが、
私立のような選手集めをできるわけではないから、
どうしても限界がある。

地区予選を見ていても、私立の強豪校と公立校の差は如実である。
そもそも体がまるで違うし、
技術もパワーも段違いである。

だから、総体として私立校が強いのは当然であると思うが、
そこにたまたま野球がうまい奴が集まった公立校が真っ向から立ち向かうところに、
高校野球の醍醐味の一つがある。
さして注目もされていなかったチームが試合を重ねるごとにどんどん強くなり、
高校生の秘めていた力が爆発する。
それは奇跡のようであり、目を見張らされる。
夏の大会での最後の公立校優勝となっている2007年の佐賀北がそうだったし、
2018年に準優勝した金足農業もそうだった。

来年も、再来年も、私立校が強いだろう。
それは悪いことでもなんでもない。
ただ、公立校の頑張りが見たいのも本音である。
奇跡の瞬間まで、
公立校ができることは「諦めない」ということだと思う。

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