SSブログ

メジャーの勝負の避け方は我々の理解を超える [ヨモヤ]

本気で言っているのか、
ほかに理由を思いつかなかったのか、
なんだかわからないが、
メジャーに移籍する際、
「逃げも隠れもしない、真っ向からの力勝負をしてみたい」
という選手がいる。

どんな思いでメジャーに行ってもそれは人それぞれだが、
メジャーが逃げない、
というのは全くの誤解である。

メジャーでは、
「こいつはヤバい」
と思ったら、
逃げまくる。
徹底的に逃げまくる。
その逃げ方は、日本の常識を超える。

このところ、連日のように複数四球、複数故意四球が伝えられる大谷だが、
歩かされる場面がすごい。
ランナー二塁やランナー二、三塁ならわかる。
エンゼルスの他のメンバーからして、勝負しないのが得策だろう。

しかし、一塁、三塁となるとどうだろう。
二塁が空いている、
と言えば言えるが、
通常空いているというのは詰まっていない状況であり、
ここで歩かせたら、満塁になり、得点圏にタダで進ませてしまう。
しかし、それでも勝負しない。

7月30日のブルージェイズ戦、
1-2でエンゼルスが負けている場面で、
ツーアウト一塁三塁でバッター大谷。
ブルージェイズとすれば、歩かせてしまうと逆転のランナーが二塁に進んでしまう。
それでも勝負しない。
9月、10月の戦いならまだしも、7月からこれである。

もちろん、全打席勝負を避けているわけではないが、
ここ一番での敬遠の連続は、アメリカのファンとしても興醒めだろう。

エンゼルスは積極的な補強に動いていて、
大谷の後ろを打つ選手も充実しそうである。
そうなれば簡単に歩かせることはできなくなる。

敬遠も野球であり、
姑息とも、ずるいとも思わない。
ただ、単純につまらないし、ホームラン数が伸びなくなるのも残念だ。
スカッとする一発をもっともっと見たい。
そのためには、ストライクをお願いします。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事