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新年度も好調! 「NEWS モーニングサテライト」 [経済を眺める楽しみ]

皆さん、朝起きたら、何チャンネルをご覧になっているだろう。
私の絶対のおすすめは、テレビ東京系「NEWS モーニングサテライト」、略して「モーサテ」である。
モーサテは、今年で開始以来20年となるらしい。
私は、この20年間ずっと見続けてきた。
全く飽きることがない。

現在の放送時間は、朝5時45分から7時 5分。
「そんな朝早く起きない」という人もおられるだろうが、その場合、例えば6時45分からでもいいのでご覧いただきたい。
短い時間でも、きっと役に立つ。

モーサテは、経済に特化している。
日本経済新聞社の全面協力により、金融・証券情報の濃いところが届けられる。
なにしろ、日経はテレビ東京ホールディングスの3割以上の株式を所有している。
番組は、毎日、ニューヨークと結ばれていて、ニューヨーク証券取引所からの生中継がある。
現地のアナリストや証券関係者のコメントもふんだんにある。
日本人だけではなく、外国人エコノミストも登場する。
こうした内容は、株式投資をやっていない人や金融関係以外の方には、最初とっつきにくいかもしれないが、しばらく見続けていただければ慣れると思う。

ちなみに、NEWSと謳っているが、スポーツコーナーも芸能コーナーない。
事件もほとんど取り上げない。
もちろん、星占いなんてあるはずがない。
天気は少しある。

通常のプログラムのほかに、
各界のリーダーが自身のこの一冊を紹介する「リーダーの栞」、
新製品や流行りものなどの小ネタを紹介する「ネタのタネ」、
さまざまな個人投資家の投資スタイルを紹介する「ザ・インベスター」、
経済とお天気の関係を読み解く「お天気経済学」、
知られざる企業の魅力に迫る「コーポレート・サーチ」、
など、曜日ごとのコーナーも楽しい。

夜11時から放送している同じくテレ東の「ワールドビジネスサテライト」と内容がかぶることが多いが、だからといって夜見れば朝は見なくてもいい、とはならない。
出来れば両方、どちらかなら、私は「モーサテ」を推す。

今日は月曜日。
一週間の始まりである。
もちろん今週も、モーサテからである。

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映画評 「四月の永い夢」 [映画評]

「四月の永い夢」と言われても、そんな映画知らないなあ、という人がほとんどだと思うが、本作は、第39回モスクワ国際映画祭で2冠に輝いた作品であるという。
邦画好きとしては、観てみたくもなろうというものだ。

映画のHPで公開されているあらすじは、
「3年前に恋人を亡くした27歳の滝本初海。音楽教師を辞めたままの穏やかな日常は、亡くなった彼からの手紙をきっかけに動き出す。元教え子との遭遇、染物工場で働く青年からの思いがけない告白。そして心の奥の小さな秘密。」
というもの。
波乱万丈のストーリーではなく、様々なエピソードが積み上げられていく感じの映画である。

私は、こうした日本映画の小品が好きだ。
何も起こらない映画も嫌いではない。
しかし、何も起こらなければそれでいい、というものではない。
本作は、観る者を引き付ける魅力が十分であるとは言い難く、登場人物への感情移入も非常に中途半端にしかできない。
演技やセリフも、なにやらギクシャクしており、それは手作り感というより稚拙に近いものさえ感じてしまう。
いろいろと伏線のようなものも描かれているのだが、それらは空中に飛び散ったままであるべきところに収まることなく終わった。

映画を振り返って、どこをどうしたらよかったのかと考えようとしたが、どこがどうというより、そもそもずれていたように思える。
少しいじったくらいではどうにもならない。
最初のシーンからおやおやだった。

中川龍太郎監督は、脚本も手掛けておられる。
オリジナルの本から手掛けられる意気やよしだが、今作は空回った感が否めない。

主演は、朝倉あきさん。
少し陰のある女性をみずみずしく演じられていた。
演技に問題はなかったが、脚本があれまあなので、熱演が活きなかった。
また、女優さんらしくお綺麗なので、物語の説得力を減らしていた面もある。
他の出演もあまり有名な方はおられないが、高橋由美子さん、高橋惠子さんといった、かつての人気女優さんが出ておられた。
高橋由美子さんは、1994年に放送されたテレビドラマ「南くんの恋人」の頃はトップアイドルだった。
高橋惠子さんは、1970年の「おさな妻」で鮮烈なデビューを飾られた方である。
お二人に会えたのは、ちょっと得した感じ。

繰り返すが、私はこういう類の日本映画が好きであり、これからも作られ続けてほしいと願っている。
そしてそのためには、多くの人に足を運んでもらいたいとも思う。
だから、「四月の永い夢」を観ようかどうか迷っている方がおられたら、ぜひ劇場で確かめていただきたい。
ただ、ニュートラルな方にまでお勧めする気持ちにはなれない。
残念だが。

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福井市の職員給与削減案を見て財務省の人はどうお感じだろう?  ~ 何も感じないかな? ~ [公会計]

福井市が、2月の記録的な豪雪で除雪や公共設備の補修の費用がかさんだことから、職員の給与を引き下げる方針を固めたと報道されている。
全ての常勤職員が対象で、7月から9か月間、給与と管理職手当を1割ずつ、特別職報酬は2割減らすのだという。
こうした非常時に充当すべき財政調整基金は、これまでの災害対応などで、すでに底をついてしまっているのだという。

この給与削減案について、福井市の労働組合は猛反発しているという。
また、基金を計画的に確保してこなかったことにも批判はあるだろう。
だから、今回の給与削減策の是非はさておくとして、こうした福井市の対応について、国は、特に財務省の方はどう思われているのか気になる。

自治体は、歳入と歳出が合わなければ、自分たちの給与に手を付けるのである。
国は、どうされているのだろう。
もう何年も歳出が歳入を上回っているが、どうお感じなのだろう。
そうなるのは政治家の責任、と思っておられるのだろうか。
借金をすればそれで済む、と思っておられるのだろうか。(というか、実際そうされているが)

財務省は、自治体の基金が多過ぎるとの批判もされてきた。
しかし、大きな災害があれば、基金などこうしてすぐに枯渇してしまう。
その時に助けてもらえるわけでもない。

財務省の方は、今回の福井市の対応を見て、
「だらしないなあ」
と思われるのだろうか。
「だから、自治体は駄目なんだ」
と思われるのだろうか。
それとも、何も感じられないのだろうか。
見習って自分たちも身を切らなければ、と思われるのだろうか。
余計なことをしやがって、と思われるのだろうか。
それとも、何も感じられないのだろうか。

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1970年代 西城秀樹さんが音楽の入口だった [ヨモヤ]

歌手の西城秀樹さんが亡くなられた。
63歳だった。

「ちびまる子ちゃん」の中で、西城秀樹さんが当時のトップアイドルとして描かれているが、確かにあの世代(私もそう)にとって彼の存在は大きかった。
新御三家として、郷ひろみさん、野口五郎さんと並び称される存在だったが、西城さんは、「絶唱型」として音楽面の訴求が強かった。

西城さんがブレイクした「情熱の嵐」が発売されたのが1973年。
当時、グループサウンズはピークを過ぎていた。
フォーク・ソングは人気があったが、その世界観は子供が入っていけるものではなかった。
1978年にサザンが登場するまでロックバンドも一般的な人気を獲得する存在ではなかったから、子供たちが音楽に触れるのは歌謡曲がほとんどだった。
そして、歌唱力の高い西城さんは、音楽の入口ともいえる存在だった。

もちろん西城さんはアイドルとして活躍されていて、ミュージシャンとして認知はされていなかった。
しかし、どのように認知されていようと、子供たちは素直に影響される。
西城秀樹さんに憧れて育ったロック・アーティストによる
『西城秀樹ROCKトリビュート KIDS' WANNA ROCK!』
なるアルバムが作られたのはそのわかりやすい発露である。
T.M.Revolutionさんも、西城さんへの思いを語られていた。

「薔薇の鎖」でのマイクスタンドパフォーマンスも印象深い。
「ヤングマン」での狂熱は今でも瞼に焼き付いている。
西城秀樹さんは、多くの人間に影響を与える、スターらしいスターだった。
お亡くなりになった後も、西城さん的なものは、脈々と受け継がれていく。
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案の定としか言いようがない北朝鮮の対応  ~ 日本的には意外性は全くなし ~ [ヨモヤ]

北朝鮮国営が、予定されていた韓国との閣僚級会談を中止すると一方的に発表した。
理由は、米韓両軍が始めた定例の共同訓練を
「意図的な軍事挑発」
とみなしてのこと。
米朝首脳会談についても、
「改めて考慮せざるを得ない」
として、中止を示唆したという。
「トランプ米政権が一方的な核放棄だけを強要しようとするなら、われわれはそのような対話にもはや興味を持たないだろう」
とも警告しているらしい。

この件について米CNNテレビは
「トランプ政権は北朝鮮の発表に、完全に意表を突かれた」
と報じたというが、北朝鮮との付き合いの長い日本としては、何の意外性もない。
そんなこともあるだろうなあ、
と思うし、
あの国らしいなあ、
とも感じる。
既視感満載である。

交渉前にハードルを上げるのは、トランプ大統領の常套戦術でもある。
交渉上手を自任している両国が、足元を見合っている感じであろうか。

この先、米朝首脳会談が実施されたとしても、似たようなことは繰り返し起こるだろう。
北朝鮮とはそうした国である。
これが、あの小さな国が世界を相手に立ち回るための処世術でもある。

顔をつぶされた格好のトランプ政権がどう出るか。
やられっぱなしというわけにはいかないだろうが、中止になった場合のダメージはアメリカ側にある気もする。
日本にとっても全く他人ごとではないだけに、注目せざるを得ない。

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映画評 「孤狼の血」 オススメ! [映画評]

観ても観ても面白くない映画ばかり、とお嘆きの方は少なくないだろう。
どれもこれも似たような映画ばかり、とあきらめ顔の方も少なくないだろう。
子供向けの映画ばかりだなあ、と憂えている方も少なくないだろう。
そんな貴兄に、本作「孤狼の血」をお勧めしたい。
今年の一本になり得る快作である。

監督は、昨年「彼女がその名を知らない鳥たち」で各種映画賞をにぎわせた白石和彌さん。
個人的には、「彼女が・・・」より本作の方がずっとよかった。

しかし、残念ながらというかなんというか、万人受けする映画ではない。
主人公は刑事だが、「仁義なき戦い」の系譜につながるヤクザ映画であり、暴力シーンの描き方は容赦がない。
登場人物にろくな人間がいないというのもこうした映画の特徴で、爽快感からはほど遠い。
甘い道に逃げ込まず、最後まできっちり映画を仕上げ切った白石監督の手腕は高く評価すべきだと思う。
というか、私がそんなことを書かずとも、きっとこの作品で白石監督の評価はさらに高まるだろう。

主演は、役所広司さんと松坂桃李さんのお二人。
ヤクザ以上にヤクザっぽいふるまいを繰り返す叩き上げの役所さんと、
振り回される松坂さん演じるエリート刑事。
こうしたベテランと若手の組み合わせはよくある設定だが、エンタテインメントの枠組みギリギリのところで描かれるため、既視感に浸っている余裕などない。
役所さんの素晴らしさは相変わらずであり、松坂さんにとっては、この映画が一つのエポックになるかもしれない。

出演はほかに、真木よう子さん、滝藤賢一さん、田口トモロヲさん、石橋蓮司さん、江口洋介さんら。
いい映画とはそういうものだが、皆が皆好演されている。
悪役の男優陣はそろって忌々しかったし、真木さんの女っぷりも素晴らしかった。
江口さんが守孝(もりたか)という役名なのは、なんだか不思議な気分だった。
目を引いたのは、松坂さんとちょっといい関係になる役の阿部純子さん。
健気かつ陰のある女性を魅力たっぷりに演じられていた。

「孤狼の血」を観るには、覚悟がいる。
ちょっと暇つぶしに、的な気持ちで劇場に入ったらえらい目に合う。
しかし、映画ファンには熱烈プッシュである。
この作品は観た方がいい。

監督、スタッフ、出演陣に加え、
この映画の企画にGOを出された方を含めて、敬意を表したくなる。
そんな作品である。

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一年目から波乱万丈の清宮劇場 [ヨモヤ]

今年の野球界の最大の話題はエンゼルスの大谷ということになるだろうけれど、国内での注目はとなると、日本ハムの清宮だろう。
高卒ルーキーであり、一年目から大活躍というのはなかなか難しいところだが、開幕から1月半ほどで、すでにいろいろな話題を振りまいている。

まず、オープン戦は散々だった。
なんともはや、7試合19打席ノーヒット。
これだけ打席に立てば、1本くらい出そうなものだが、いい当たりもほとんどなかった。
さらに、限局性腹膜炎の影響で入院と、目も当てられない状況だった。

開幕を2軍で迎えるも、12打席ノーヒット。
オープン戦から31打席ノーヒットとなったわけだが、ピッチャーならともかく、野手でこれだけ凡打を続けるのも珍しい。

しかし、13打席目に1本出てからは、ポンポンと快音が続くようになり、あれよあれよとホームランを4本。
あっという間の1軍昇格となった。

1軍では、デビュー戦からヒットがつながった。
苦しんでいたオープン戦やファームでの試合が嘘のように、デビュー戦から7試合連続安打。
これは、ドラフト制後の新記録だという。
しかも、7試合目のヒットは特大のホームランで、これはどこまで記録を伸ばすのかと注目された。

しかし、そこからは再び谷底。
ぱたりと快音が聞かれなくなり、19打席連続ノーヒット。

これはもう、好不調の波が大きいという次元を超えている。
絶叫系ジェットコースター並みの浮き沈みである。

もちろん、これは自慢できることではない。
レギュラーとしてしっかり打線に入ってチームに貢献するためには、コンスタントに力を発揮する必要がある。
なのだが、この大味な展開も、清宮に関してはスターならではなのかと思わせてしまう。

日本ハムは、若手選手が育つチームだし、
栗山監督の育成の手腕も特筆もの。
これからどんな物語が紡がれるのか。
清宮劇場は、まだ始まったばかりである。

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難しい消防団問題 ~ 幽霊消防団員の訴えるもの ~ [ヨモヤ]

毎日新聞が、スクープのような形で
<岡山市>「幽霊消防団員」348人に1,460万円
と報じている。
「幽霊消防団員」と聞くとなんのことか一瞬わからないが、要は全く活動していない名前だけの消防団員のことで、この348人は、全員参加が原則の訓練大会やその練習にも参加していないのだという。
これは全体の約8%に当たる人数らしい。

何も活動していないのに報酬をもらうとはとんでもない、と思うかもしれないが、割り返してわかるように一人当たりの報酬額は非常に小さい。
これは2年分の金額だから、一人当たりに直すと年額21,000円。
月にすると1,750円。

しかも、実際にこの金額を一人一人の団員が受け取っているわけではなく、各分団が一括管理しており、個人が使えるお金になるわけでもないらしい。

毎日新聞の記事によれば、岡山市のある分団の場合、月1回飲み会があり、そこにはほぼ強制参加させられるのだという。
その代わり、参加費は無料。
経費は消防団員への報酬や手当で賄われている、という。

報酬を飲み会費用に使っていることを、
「とんでもないこと」
ととらえるか、
「災害の際に、息を合わせて連携するためには普段のコミュニケーションが大切」
ととらえるかは、人それぞれだと思う。

また、「幽霊消防団員に報酬」と言われても、消防団の方々の認識は、記事中にもあったが、
「基本的に、後任を見つけないと分団は辞められない前提だから、幽霊はいないはず」
というものであろうし、
「活動していないから幽霊と言われるが、本当に必要な機会があれば、消防団はきっちり駆けつける」
という思いも持っておられるかもしれない。

消防団員の方々は、東日本大震災のときにも大きな働きをされ、その役割が重要であることは確かだと思う。
しかし、
人口減少、
地域社会の高齢化、
コミュニティの希薄化、
自営業者の減少、
などの理由により、これまでどおりの活動に無理が生じていることも事実であろう。
なり手がいないことが、今回の幽霊消防団員問題の背景にあると思う。

今回の報道がきっかけになることはないかもしれないが、消防団のあり方については、いずれ大きな見直しが避けられないと思う。
維持や誇りも大切だが、現実に即した対応も必要である。

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消費税増税をめぐって そろそろいろいろな動きが出てくる時期 [公会計]

予定どおりなら、来年10月に消費税が8%から10%に引き上げられることになっている。
軽減税率に向けた準備も進められているし、
増税分を財源にした政策パッケージも準備されているので、
今のところ、計画に従って引き上げられるだろうという見方が優勢であろう。
しかし、
過去複数回にわたって引き上げが見送られた経緯があり、
デフレからの脱却も完全ではない、
という状況にあるなか、まだ予断を許さないというのが本当のところだろう。
私も、引き上げがなされるかどうか、半々くらいの確率かと考えている。
これからいろいろな動きが出てくるだろう。

報道によれば、自民党の若手国会議員でつくる「日本の未来を考える勉強会」が、消費税の増税凍結を含む提言を安倍首相宛てに提出する予定であるらしい。
党内の国会議員34人が賛同しているというから、かなりの大所帯である。
この勉強会は、去年も今回の内容に近い提言を出しているとのことだが、その時は当時の萩生田官房副長官が受け取ったのに対し、今回は安倍首相が自ら受け取る方向であるという。
そこに何か意味があるのだろうか。

昨年10月の衆議院選挙では、自民党は消費税の増税を掲げて戦い、勝利を収めた。
国民の負担を増す政策は選挙には不利だとされるが、野党が軒並み消費税増税の凍結を主張するなか、堂々と増税を訴え、そして支持を得たのは意義があったと思う。
だから、ここで消費税増税を引っ込めてしまうと、公約違反になってしまう。
しかし、ほとんどの国民は、この公約違反には寛容であろう。
本来なら対立軸となるべき野党も消費税増税には反対の立場だから、批判もしにくいだろう。

来年の10月というと、まだあと1年半先のことのように思えるが、役所のカレンダーで考えると、新年度の切り替えとなる来年の4月に向けて準備を進める必要がある。
そして、新年度に間に合わせるためには、今年の夏くらいにはいろいろと整えておかないと間に合わなくなってしまう。
つまり、もうあまり間がないのである。
消費税増税の賛成派反対派が入り乱れての攻防戦が、これから本格化してくるのは必至である。
国民は、自分事としてしっかり見ておく必要がある。

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映画評 「パティ・ケイク$」 [映画評]

 「パティ・ケイク$」と書いて、「パティ・ケイクス」と読む。
$マークがついているが、お金の話ではなく、ラップミュージックによる青春サクセスストーリー。
底辺の人間の逆転劇を描いていて、ラップ版ロッキーのような感じである。
と言っても、アメリカ産で、主人公はダンボとあだ名される風体の女性で、母親アル中で、ストリートでラップで、と来ているから、さわやかな話ではない。
ロッキーより時代も経て、あれよりもっと陰鬱になっている。

なのに、最後が甘々になる。
予定調和的なハッピーエンド。
気持ちいいというより残念だった。
とことん悲惨でもよかった気がする。
というより、滑稽なくらい悲惨に終わるべきだった。
映画はハッピーエンドの方が喜ばれるのは確かだが、丸く収まり過ぎたために、印象はぐっと薄まってしまった。
これならば、「SR サイタマノラッパー」の方が、ずっと苦くてよかった。

ヘンテコリンな映画で、味はあった。
イタイなあ、と思わせてくれるシーンもあった。
もう一押し。
それがなかっただけで、その他多数、に分類される映画になってしまった気がする。
惜しい。

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