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年金積立金の運用はここまでは立派なパフォーマンス [公会計]

公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2018年度の運用実績を発表した。
2018年10~12月期には四半期として最大の14兆円の運用損を計上したが、
2019年1~3月期で持ち直し、
トータルでは2兆3795億円の黒字を確保した。

年金については不安をあおるような報道が相次ぎ、
今にも給付が途絶えてしまうような心配を持っておられる方もおられるかもしれないが、
実際には積立金は増え続けている。
自主運用を開始した2001年度以降の累積収益額は約66億円にまで積み上がり、
運用資産額は159兆円と過去最大となっている。

積立金だから、取り崩して使っていくことが想定されているわけだが、
これまでのような運用が続けば、枯渇するどころか積立金はどんどん増えていく。
誰も信じなかった100年安心が実現されるかもしれない。

株での運用を増やしたことについて、懸念を持たれる方もおられる。
もっともな心配であるとは思うが、
これまでの実績についての評価もしっかりしないと、批判のための批判になってしまう。

運用方針は当面変わらないだろうから、
国民の一人としてはGPIFの運用がうまく行くことを祈りたい。
アメリカ株が好調過ぎるのがちょっと心配だが。

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