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日本人は減る 外国人は増える [ヨモヤ]

誰もが知っていることだが、日本の人口は減少傾向にある。
総務省が発表した住民基本台帳に基づく人口調査によれば、
外国人を含む総人口は約1億2744万4千人で、
前年比約26万人の減になったとのことである。
26万人というと、それなりに大きな市が一つすっぽりなくなったのと同じだから、
相当大きなことであるが、
率にすると0.2%足らず。
そのせいか、実感が湧きにくい面がある。

一方、外国の方は増え続けている。
日本に住む外国人の数は今年1月1日時点で約266万7千人となり、
全人口に占める割合が初めて2%を超えたとのことである。
増加幅は約17万人。

日本の人口が26万人減ったと書いたが、外国人の増が減少を和らげている面がある。
つまり、日本人に限定すると人口は約43万人減ったのだが、
外国人が17万人増えたので、
トータルでは26万人の減にとどまった、
ということである。

日本人の人口減少は、今に始まったことではないし、
これからも続いていく。
外国人の増加も継続的な現象だが、
近年、拍車がかかっているように見える。
しかも、都市部だけではなく全国的に見られる現象になっている。
外国人が増えたのは、なんとすべての都道府県。
つまり、日本中で起きている。
さらに、島根や鹿児島、熊本などでは10%以上伸びたという。
地方では、
日本人が高齢化し、人口が減る一方で、
外国人は増えている、
という状況が顕著に見られるということになる。

この現象は、いい悪いはさておき、現実に起こっていることであり、待ったなしの課題である。
いかに外国の方に地域に溶け込んでいただくか、
どうやってその力を発揮してもらうか。
他人事のような気持でいられる地域はほとんどないはずである。

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