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バーランダーから中越えホームラン 大谷の凄み [ヨモヤ]

怪我や病気などでスプリングトレーニングを経ていない選手は、
一年を通して苦戦することが多い。
復帰直後は実戦の勘が戻らず、
夏場になるとトレーニング不足が響いてくるからだろう。

今年の大谷も、スプリングトレーニングを経ていないケースである。
昨年10月に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、
その後はリハビリ。
置きティー打撃、トス打撃、屋外フリー打撃、マシン打撃と段階を上げていき、
チーム練習に参加したのは開幕からしばらくした4月19日。
実戦に復帰したのは5月7日。
そして案の定、最初は苦戦した。
十分な実戦練習も経ていないのだから当然だろう。

2年目のジンクスも併せ、
今年は厳しいシーズンになるかと思った。
しかし、6月に入ってからすっかり軌道に乗った。
出場51試合で、
打率.309、ホームラン13本、打点36は堂々たる成績と言える。

5日のアストロズ戦では、バーランダーからセンターへホームランを放った。
バーランダーと言えば、メジャー最強クラスの投手。
通算214勝で、昨年の最多奪三振王。
この投手のファストボールを、中越えに打ち返してフェンスを越すのはよほどの力がないと無理な芸当である。
改めて打者大谷のすごさを感じた。

大谷については、オールスター戦のホームラン競争に選ばれなかったことが取り沙汰されている。
確かに見てみたかった気もするが、
打席数は少ないものの、この2年間で打ったホームランはまだ40本足らずであり、
選ばれない方が妥当であろう。
今シーズン30本くらいのホームランを打ち、
来シーズンも二刀流を続けながらシーズン前半で二けたのホームランを打っているようならチャンスがある。

来年は、投手大谷を見られる。
それは心躍ることだが、
その分、打者大谷を見る機会が減るのは、ちょっと残念でもある。

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