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柳田と見る4割の夢 [ヨモヤ]

日本のプロ野球では、4割打者がまだ生まれていない。
過去最高の年間打率は、
1986年のバースで、.389。
453打数176安打だったから、あと6本余分にヒットを打っていれば4割だった。
史上2位は、
2000年のイチローで、.387。
3位も1994年のイチローで.385。

今年はいつもより短いシーズンなので、開幕前から4割打者誕生の可能性が少し上がるのではないかと言われていた。
そして、4割打者候補の一番手は日本ハムの近藤と目されたが、スタートダッシュで出遅れた。(ここに来てグイグイ上げてきたが)
代わりに、ここまで突っ走っているのがソフトバンクの柳田である。

柳田の打率は、8月12日の試合終了時で、.391。
バースの歴代最高打率を上回る数字を記録している。

柳田の打席を見るのは実に楽しい。
とんでもない高打率をマークしているが、ヒットを狙いに行っている感は全くない。
どんな球でもフルスイングである。
結果、恐ろしい飛距離のホームランや、体勢を完全に崩された状態からの「変態的」ホームランが生まれている。

4割となると、5打数2安打でやっと打率をキープできる。
3打数1安打では打率が下がるので、毎日2本平均以上でヒットを打ち続ける必要がある。
そう考えるとやはりあまりにも高い壁であり、だからこそ夢の数字である。

柳田は現役最強の選手であろう。
4割に挑戦するにふさわしい。
怪我無くシーズンを過ごし、
少しでも長く、素敵な4割の夢を見させてほしい。

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