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当たり前のように低迷するオリックスは何らか手を打つべきではないか [ヨモヤ]

オリックス・バファローズが最後に優勝したのは1996年。
20世紀のことである。
21世紀に入って、一度も日本シリーズに進出していない唯一の球団。
2001年以降の平均順位は、4.9位。
一体、どんなチーム作りをしているのか、どんな思想があるのか、
頑張って考えてみるのだが、よくわからない。
しかし、フロントの言葉からヒントはつかめる。

前監督の福良さんが、3年連続のBクラスの責任を取って退任を申し出た際、フロントは、
「中長期的にしっかりとしたチームを作っていくことが大事」
との趣旨で引き留めたらしい。
ふむ。
昨年、最下位に沈んだ西村監督に対しても、
「若手の台頭は大きく、土台つくりには成功している。時間とともにうまくいくのが見えた1年だった」
とねぎらったらしい。
ほう。
新たに球団本部長となられた森川氏もインタビューで、
「育成ベースにしているのでファンには若手の成長をご覧いただきながら一歩一歩、上に近づくプロセスを見てほしい」
と答えられている。
うむ。

どうやら、長期的な展望でチーム作りをしているらしい。
そしてその結果は、あえて言うまでもない。
一体、いつを起点にして長期的な展望を持たれているのかとてもではないが計り知れない。
20年以上優勝していないチームに長期的な展望を言われても、一片の説得力もない。

勝てないからといって、ホイホイ監督を替えればいいものではない。
しかし、勝てない責任を負うのが監督でもある。
新たに招聘した監督をすぐに見限るのはどうかと思うが、
複数年やって結果が出ない監督をいくら引っ張ってもどうなるものでもないだろう。

西村監督は、2016年から2018年までオリックスのヘッドコーチの位置にいた。
ヘッドコーチと言えば、チームNo.2の立場であり、監督の次に責任がある。
この間の成績が6位、4位、4位で、その責任を取って福良前監督は辞任した。
しかし、その福良さんは責任を取るはずが球団GMに昇格。
福良さんに次いで責任がある西村ヘッドコーチも監督に昇格。
オリックスという球団の「長期的な展望」は、本当に理解を超えている。

昨年に続き、オリックスは今年も最下位に低迷している。
8月19日終了時点で、16勝32敗、5位に6ゲーム差。
残り70試合を切っていることを考えると、早くも絶望的と言えそうな低迷ぶりである。

すでにもう遅すぎる感はあるが、特別なシーズンを淡々と下位のまま終わらせていいとは思えない。
本当はフロントを総入れ替えしてほしいのだが、それが無理なのだとしたら、現場をテコ入れするべきだろう。
四半世紀優勝していないチームを、
それでも全力で応援されているファンがおられることを、当たり前のことと思わないでほしい。

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