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映画評 「劇場版ラジエーションハウス」 [映画評]

漫画原作、
フジテレビでドラマ化、
からの映画化、
という定番の流れ。

原作やドラマをご存知の方は先刻承知のことだが、
ラジエ―ションとは放射線のこと。
この映画は、CTやMRIなどの画像診断で病を見つける放射線科が舞台。

監督を鈴木雅之さんが務める。(ラッツ&スターのマーチンとは別人)
鈴木さんは「HERO」や「マスカレード・ホテル」を撮られた屈指のヒットメーカー。
本作も見たいシーンをどんどん提示してくださる。

のっけから、見せ場の連続。
一山去ってまた一山。
どうなるんだろう、と思わせてくれる事件が次々起きる。
まとめ方は、「おいおい」というものばかりだが、
シリアスに考えなければ楽しめる。
名作、傑作の類からはほど遠いが、娯楽作としてはあり。

主演は窪田正孝さん。
共演に本田翼さん、広瀬アリスさん、山口紗弥加さん、遠藤憲一さん、八嶋智人さんといったドラマ版からのメンバーに、
劇場版として山崎育三郎さん、高橋克実さん、キムラ緑子さんらが絡む。
ドタバタした映画なので、演技がどうということはないが、
和気あいあいとした空気は、いかにもドラマの映画化という感じ。

「劇場版ラジエーションハウス」は、最初から最後まで楽しめる娯楽作。
深みやコクはないが、それを求める作品でもないのだろう。

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