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レイ・リオッタさんと言えば「フィールド・オブ・ドリームス」 [ヨモヤ]

アメリカの俳優レイ・リオッタさんが亡くなったとの報道があった。
67歳。

訃報を伝える記事の中でリオッタさんを紹介する際に、
「グッドフェローズなどの」
という形容詞がついていることが多かったが、
私にとっての彼は、なんといっても「フィールド・オブ・ドリームス」。

同作においてリオッタさんは、
“シューレス”ジョー・ジャクソン役を演じられた。
ジョー・ジャクソンは、20世紀初期に活躍した実在のメジャーリーガー。
ブラックソックス事件と呼ばれる八百長事件に加担したとされ、永久追放されてしまった伝説の選手。
キャリア最後の年となった1920年の打率は、実に.382であった。

「フィールド・オブ・ドリームス」でジョー・ジャクソンは、
主人公が作ったとうもろこし畑の中の野球場に幽霊として現れる。
影のある存在が、リオッタさんの佇まいにピッタリだった。

これまで、多くの映画を観てきたが、「フィールド・オブ・ドリームス」はその中でも特別な作品。
はじめて観たときの、しびれるような感動を思い出す。
野球ファン以外の方にはひょっとしたらうまく伝わらないところがあるかもしれないが、
野球ファンで、
父親とキャッチボールをした思い出があって、
自分の来し方にふと不安が生じたりすることがあるような人にとっては、
本当にたまらない作品だと思う。

俳優さんはお亡くなりになっても、作品が永久に残る。
リオッタさんの姿は、左利きのジョー・ジャクソンの姿として私の記憶にもずっと残り続ける。

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