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ダウの8週連続の下落は90年ぶりとか [ヨモヤ]

世界の株式市場は、年初から軟調。
日本だけではなく、
アメリカもヨーロッパも大きく下げている。

ここで伝えられたのは、アメリカ市場におけるダウの8週連続の下落。
実に1932年以来90年ぶりのことだという。

下げの要因は様々。
ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢の不安定化、
中国のゼロコロナ政策の影響、
そして何よりインフレとそれに伴う金利の上昇。
アメリカの景気後退も懸念されている。

ただ、90年ぶりの下落と聞くととんでもないことのようだが、
ここまでの下げ幅はそれほどでもない。
5月20日のダウの終値は31,261ドルであり、
過去最高値が37,000ドル近辺だから、
下落率にすると15%くらい。
小さくはないが、大暴落、というような水準でもない。
だから、そろそろ調整完了、とも言い切れない。

リーマンショック後、アメリカ株は凄まじい上昇軌道を描き続けた。
10,000ドルを下回る水準から40,000ドル近くまで。
コロナで一時的に落ち込んだが、それもあっという間に取り返した。
アメリカ経済もこの間順調に成長していたから株価だけが異常な動きをしていたわけではないが、
それにしても上げ幅は急だった。

今年に入ってからの株価の下落は、
当然ありうべき調整に過ぎないのか、
株式のトレンドが大きく変わったのか、
まだしばらくは結論が出ない。
ただ、これからの10年もこれまでの10年のように株が騰がり続けるかというと、
それはさすがに難しいのではないだろうか。
アメリカ経済の成長が止まるとは思わないが、
株価はもう少し落ち着いた動きを見せるのではないだろうか。
急変する世界情勢も合わせて、そう感じる。

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