SSブログ

2022年の日本映画を振り返る ~ その4 「2022年私の選ぶ10本 その1」 ~ [映画評]

2022年の日本映画を振り返るシリーズの4回目。
前回は「困った映画」について書いたが、今回はよかった映画について。
当然、今回の方が楽しく書ける。

2022年に私が観た邦画は115本。
その中から心に残ったベスト10を選んでみたい。

これは外せない、とパッと浮かんだのは、
「すずめの戸締り」
「マイスモールランド」
「ハケンアニメ!」
「愛なのに」
「恋は光」
の5本。

「すずめの戸締り」は、現役最高のヒットメーカーである新海誠監督による震災をテーマにした作品。
映画会社の期待どおりにメガヒットを記録し、
なおかつ作家性も保たれている。
その覚悟に撃ち抜かれた。

「マイスモールランド」は、川和田恵真監督の商業映画デビュー作。
いい映画が生まれるときの奇跡が詰め込まれたような作品。
2022年の宝物。
主演の嵐莉菜さんは、これからグイグイ来るはず。

「ハケンアニメ!」は、作り手の熱量が感じられる作品。
興行的には完全に失敗したが、徐々にリピーターを獲得し、
作品としての評価も勝ち得ていった。
観る側を応援する映画だが、応援したくなる映画でもあった。

「愛なのに」は、「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫さんが監督、「愛がなんだ」の今泉力哉さんが脚本。
監督と脚本が入れ替わって作られた作品は今一つだったが、本作は絶品。
河合優実さんはどんな映画でもすばらしい存在感を示し、中島歩さんは笑える。

「恋は光」は、「殺さない彼と死なない彼女」の小林啓一監督作品。
登場人物が全員愛おしい。
映画そのものも愛おしい。
世界がキラキラ輝く。

ベスト10に残る枠はあと5本。
以下の作品をノミネートし、苦しみながら絞ってみたい。
続きは、またのブログで。

「ヘルドッグス」
「さかなのこ」
「前科者」
「神は見返りを求める」
「シン・ウルトラマン」
「ケイコ 目を澄ませて」
「四畳半タイムマシンブルース」
「ちょっと思い出しただけ」
「サバカン SABAKAN」
「破戒」
「LOVE LIFE」
「神田川のふたり」
「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」
「土を喰らう十二ヵ月」
「コンフィデンスマンJP 英雄編」

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事